毎年マイナーチェンジを繰り返しバージョンアップするWバインダーTシャツ2018verが完成。

W-BINDER T-shirts

https://headgoonie.com/items/5a83ffd03210d535fd002059

シルクスクリーンブランドを名乗る以上、プリントデザインと同じくらいか
もしくはそれ以上にコダワリたいのが、”ボディ”(ベースとなるTシャツ自体のこと)です。

インディーズTシャツブランドの95%以上は、ボディは既製品、つまり他社がつくった
ボディをチョイスして使っています。
昔だったらヘインズやフルーツオフザルームとか、海外メーカーが支流でしたが、
21世紀に入ってからは良いボディをつくる国内メーカーも増えてきています。
最近はあえて90sな演出をするために、アンビルやギルダンをつかったり、
わざわざONITAのデッドストックを高額で引き取って使ったりしてる人もいるくらいで、
我々インディーズブランドにとって、すごい数のメーカーと星の数ほどあるボディの中から、
どのメーカーの、どのボディをチョイスするか? というDJ的センスがとても重要になってきます。

ボディにも流行というのがあって、僕が10代の頃はTシャツといえば6.2オンスの
ヘビーウェイトが基本でしたが、21世紀初頭くらいには8~9オンスのペラペラVネックやUネック
が台頭してきたり、ちょっと前はタイトめな無地の白TやポケTが流行ったり。
なんやかんや流れはあるものの、僕はやっぱりTシャツはある程度ヘビーウェイトが基本だと
思っているので、HEADGOONIEのTシャツは、創業当時からスタンダードなヘビーウェイトを
基本としています。

でもここ数年、年齢的にも藍染とか麻系とかナチュラル系の服をよく着るようになってくると、
いわゆるドストリートなヘビーウェイトって、これ系にはまったく合わないんですよね。
カッチリしすぎてしまい、ユルい感じの服との相性が悪かったり、あとオックスフォードとか
UKっぽいタイトなスタイルにもあまりあわない。

スタンダードであり、1枚でも着れて、ナチュラル系などにも良く合うヘビーウェイトと相反する
部分にハマるものって、探してもなかなか巡り会えない。

シルクスクリーンブランドを名乗る以上、ボディの開発は永遠のテーマの一つであり、
HEADGOONIEでは数年前から、既成ボディメーカー品では巡り会えない、痒いところに手が届く
ボディを研究してきました。

今から約2年前、ダブルバインダーという一つの結論に達し、これをHEADGOONIEのスタンダード
としてマイナーチェンジしていくことを決めました。

今回の2018年版は、2年前のダブルバインダーの寸法を若干調整し、生地を変えて、展開を
XXLまで広げた感じです。
Tシャツ屋がつくった、痒いところに手が届くTシャツです。

生地は、一昨年の薄手のものよりも若干厚手にし、オンスでいうと、、約5.2くらいかな〜な
厚すぎず薄すぎず、なんとも絶妙な40フライスを採用。
伸縮性に優れ、肌触りもバツグンです。


ドシンプルな見た目でまず一番に注目して欲しいのは、ここ。ダブルバインダー。
襟部分には二重リブ構造のダブルバインダー製法を採用しています。

肌触りがよく伸縮性の強い40フライスの首リブの伸びを抑えるために採用したディテールですが、このシンプルながら存在感のあるディテールにすっかり魅せられてしまいました。

バインダーとは、「ラッパ管」という特殊なミシンアタッチメントを使用して、
三つ折りにした生地を巻き込みながら縫っていく特殊な縫製方法です。

このカットソーでは、バインダーの上からさらにわずか7mmのもう1本のバインダーを重ねて縫い付けていく、非常に手間のかかるダブルバインダーという縫製方法を採用しています。

ダブルバインダーは、主に1940年代頃に用いられていた用法で、襟周りを頑丈に補強してくれます。 伸びやすい襟元をダブルバインダーで補強することにより、非常にやわらかい40フライスの伸び・型崩れを抑える効果があります。

品質の高い既成ボディが安価で手に入る時代にわざわざオリジナルでTシャツを縫製するのであれば、星の数ほどTシャツはあれど、既成ボディメーカーにはない仕様を搭載することに意味があります。
現存する定番型Tシャツのほとんどが丸胴型(両脇がつながっているタイプ)なのに対し、このTシャツには横割り(両脇に縫製があるタイプ)を採用しました。

さらに分かりづらい部分ですが、要注目して欲しいのは、袖口と裾の縫製ディテール。


よく見えませんね、、さらに拡大。

まだ見えづらい、さらにさらに拡大。

普通のTシャツは、両袖口、裾部分はダーっと一直線にミシン線が入るタイプでロック始末されているのですが、このTシャツの裾は、表側にマツリ縫いのようなナナメにつまんだような縫い目が残っています。

この仕様は、通称ロックルイスと呼ばれる仕様で、3つ折りした生地を絶妙な力加減で引っ張りながら縫っていくため、非常に技術が要り、熟練した職人さんでないとこのミシンは扱えないそうです。

カットソーといえば東京江戸川。
その江戸川でも、もうこのロックルイスを扱える職人さんは数えるほどしかいなくなってしまったそうです。
今回は江戸川で古くから工場を構える職人さんに依頼し、袖口・裾部分にこの伝統的技術・ロックルイスを施していただくことができました。

インスタグラムに音声付きのロックルイス動画をアップしていますので、ぜひ見てみてください。

着用例。

僕大八木 身長182cmでXLサイズを着用しています。
詳細サイズ( WEBSHOP参照)を見てもらえればわかる通り、着丈はまあまあですが身幅肩幅を若干タイトに設定していて、いわゆるアメカジベースのヘビーウェイトTシャツよりもスッキリ。
そのスムースな肌触りと相まって、Tシャツ全体から非常に上品な雰囲気が漂います。
一度袖を通せばその違いに気づいてもらえるはずです。

機関車、チャンク、ビフアロハなど、HEADGOONIEのアロハシリーズや、
藍染リネンなどのナチュラル系ウエアのインナーに着るには本当にこれがベスト。

シルエットをスッキリさせている分、1枚で着るには、いわゆる通常のヘビーウェイトボディよりも少し小さく感じるかもしれません。
普段ヘビーウェイトXLを着用している僕は、これのXLだと少し小さく感じるので(それもいいんですが)、今年はワンサイズアップXXLも導入しました。

まず1枚はオーバーサイズ、もう1枚はジャストサイズ、余裕があれば中間サイズをプリントカスタムでもう1枚。
できれば何枚か所有してもらい、それぞれのサイズによるコーディネートを楽しんでもらいたい。
そんな1枚です。
僕は今年は間違いなくXXLを数枚買って着まくります。サイズ違いやプリント違いで2〜3枚あると、春夏シーズンのコーディネートをとても快適で楽しくしてくれることを保証します。

毎年マイナーチェンジを繰り返し、どんどん進化したり姿形を変えていくHEADGOONIEのオリジナルTシャツボディ。ボジョレーヌーボーのように、毎年の微妙な出来栄えの違いを楽しんでもらえたらうれしいです。

メイドイン東京江戸川。
日本のカットソー職人技術を集結した1枚です。
WEBSHOPにて販売開始しました。よろしくお願いいたします。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/