TYPE MA-1 JACKET

TYPE MA-1 JACKET

https://headgoonie.com/items/5a0d6aa93210d5330e001ab1

 

 

マウンテンジャケット、ダウンジャケット、ドリズラー、スタジャン、革ジャンetc…

大きなブランドではないので何年も時間をかけていますが、

「男として1着は持っておかなければならないジャケットを創る」というのが、

HEADGOONIEのウエアづくりでの大きなテーマの一つでもあります。

 

MA-1。

これこそそんじょ其処らの適当なのでは絶対ダメで、

これぞ!というのを1着、男として持っておきたい、いや持たなければならない。

 

“MA-1”と言われて、まず何を思い浮かべるでしょうか。

僕らより上の世代だと、やっぱりスティーブマックイーンの”これ”ではないでしょうか。

 

『レオン』のマチルダが着てたのもよかったですね〜。

サイズ感、着こなしはもちろんですが、このヴィンテージ感がたまらなかった。

 

マーチンにロールアップジーンズで、Oi! スキンズなイメージも強い。

 

僕の世代ドンズバはやっぱりこれ。

AFFAのMA-1。欲しかったけど買えなかった。

買えないから憧れや妄想はどんどん膨らみました。

 

僕個人的な話だと、、小学生の頃にパンクのワッペンをベタベタに貼ったALPHAのやつを

近所のお兄ちゃんからもらったような、、。

中学生の頃、お年玉握りしめてアメ横の中田商店で安っすいのを買ったような、、。

そんな記憶は薄っすらとあるものの、いわゆる原宿の古着屋でショーケースに入ってた天文学的

金額のマジのヴィンテージのやつは、子供が出せる値段じゃなかったし、そもそも入手困難なのも

あり、結局入手しないまま、着ることのないまま大人になってしまいました。

 

そして今こそ、今こそMA-1を買うならば、あの憧れのヴィンテージモデルを!

と思ったんですが、

マジのやつって、短ランかよってくらい着丈が短くて、身幅・袖幅がめちゃくちゃデカイ。

ところでこれ鉛でも入ってるの?ってほどズッシリと重いし、、とても普段のストリートコーディ

ネートに合わせれるようなもんじゃない。

古着マニアの友人は「これがいいんだよ!」って言うけど、いいわけないよ、と僕は思う。

 

ならば憧れのMA-1の見た目、ディテールはそのままに、

着丈を伸ばし、身幅・袖幅をシェイプし、いわゆるブルゾン的に気軽にざっくりと、

普段のコーディネートに溶け込むようリシェイプする。

そしてあの嫌なズッシリ感を改善してイイトコ取りでリプロダクトした

HEADGOONIEオリジナルMA-1をつくる。これしかありませんでした。

 

、、、実は今から2〜3年前、確か2015年頃? にこの想いを元に、

一度MA-1をつくっています。

JETLINKとのコラボで、映画『狼男』をテーマに、裏地が狼男ファーになっているモデルを

つくりました。

 

こんな感じ。

裏話をすると、JETLINKワタナベさんは裏地すべてを狼男ファーにしたかった。

後述しますが、実は僕はこのファーを使うのにはあまり乗り気ではなくて、

裏地はJUNOSONさんに描いてもらったイラストレーション裏地を使う方向で推し進めていました。

で、最終的に双方の意見を汲み取り、こういうことになったんです。

日本が誇る繊細技術を駆使してウエアをつくるHEADGOONIEと、

映画インディーズブランドの雄JETLINKのコラボレーションMA-1として、

結果的にすごく良いモノが出来たと思います。

なぜ僕がフェイクファーの使用にあまり気が進まなかったかというと、

フェイクファーを使うと、ヴィンテージ加工がかけれなくなってしまうんです。

 

「ヴィンテージ加工」を施すには(細かく言えばすごくたくさんの工程があるんですが)

ざっくり大まかにいうと、バイオウォッシュとオーバーダイという2項目に分かれます。

全体を古っぽく、味のある経年変化を遂げたような印象に仕上げる洗い加工と、

全体に墨色やダークブラウンの染料をかけ、何年も着込んだような味わい深い色に仕上げる

のが、オーバーダイです。

これらの特殊加工には、一定の「熱」をかける必要があります。特にオーバーダイでキレイに

全体を染め上げるには、80度以上の熱をかける必要がある。

しかし、ここまで高温をかけてしまうと、フェイクファーがチリチリの天然パーマみたくなって

しまい死んでしまうんです。

どうにかならんもんかと、温度を低くしたり試行錯誤してみたんですが、どうしてもダメ。

 

結局どうすることもできず、狼男というエッセンスを入れる代わりに、ヴィンテージ加工は断念。

経年変化は所有者様に委ねるという判断に至りました。

もちろん、着込めば着込むほど”育つナイロン”ですから、長年着込めば素晴らしい経年変化を

遂げるのですが、やっぱりそこまでいくには数年〜数十年かかることでしょう。

 

前回のウルフマンモデルが、所有者様が育てるナマの状態のモデルだとすれば、

今回はリベンジ。僕のヴィンテージ加工リベンジモデル。

最初から数年〜いや数十年着込んだような、ガチのヴィンテージMA-1の具現化。

こうなったら、映画とかギミックとかそういう小細工一切ナシ。マジのヴィンテージモデル。

 

前述した通り、前回のウルフマンMA-1は映画ブランドとして、JETLINKとのコラボとして

加えたエッセンス的要素であり、僕としてはどちらかというと、よし!これでMA-1つくれる!

という決定打となったのは、表地に使っているこの”育つナイロン”ヘビーツイルです。

 

まず普通に「MA-1をつくりたいんですけど」と、生地問屋さんを訪ねていったとすると、

「⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎」(実名出すとアレなんで一応伏字にします)という、某有名ミリタリーメーカーも

使っているMA-1専用生地が出てきます。

テッカテカのツッルツルで、こんなもんいくら着込んでも、味なんか出やしない。

色もいわゆるアーミーグリーン。僕が欲しいのは、あのとき原宿のショーケースで見た、

あの憧れの先輩が着ていたなんともいえないセージグリーン。これとは似て非なるものです。

 

その後、長い長い生地探しの旅の果てで、広島の某生地屋さんが開発した、

国産の素晴らしいナイロンに出会うことができました。

前回のウルフマンに使ったのは、これのグレー。

1950年代に開発されたMA-1の試作品「B-15Dモディファイ」の色。

あれにヴィンテージ加工をかけてみたかった、、。

終わったことは仕方ない。あれはあれで「育てる用」として、時間をかけてガシガシ育てよう。

それも男のさだめ。

 

ヴィンテージMA-1にはこの初期モデルであるシルバーグレーと、やはりもう1色、

セージグリーンというのがある。いわゆるファースト、セカンドと呼ばれた憧れのあの色。

ウルフマンMA-1がHEADGOONIE MA-1のファーストであるならば、

今回のHEADGOONIE MA-1セカンドモデルはセージグリーンで最初からヴィンテージ加工モデル。

それもギミックなしのガチなやつ。

 

関東で縫製したMA-1を再度岡山に送り、ヴィンテージ加工を施します。

まずストーンバイオウォッシュ。このサイヤ人の宇宙船みたいなでっかいので洗います。

 

中に入れるストーンに秘密あり。

新品のカドがあるストーンではナイロンを著しくキズつけてしまう可能性が高い。

そのため、あえてある程度使い古し、カドが丸くなったストーンを仕入れて、

それで回すことにより、いい塩梅のストーンウォッシュがかかりながらも、

生地をキズつけることを防いでくれます。

 

そしてオーバーダイ。

めちゃくちゃたくさんの種類のある染料を緻密に計量しながら混ぜていって、

オリジナル染料を作成します。いきなりやって失敗しないよう、ビーカーテストを何度か重ね、

希望に近い色が出来上がったら本番に入ります。この調合具合が非常にむずかしい。

ウォッシュ、オーバーダイは激しい個体差が出ないよう、一気に全部ではなく、2〜3着ずつ小分けに作業します。
だからめちゃくちゃ時間と手間がかかるんです。

乾燥機に入れてしまえば早いんですが、これも同じく激しい縮みや個体差が出ないよう、

陰干しして自然乾燥させます。

この写真、なんか出動前って感じがしてシブイ。

細かくいうと、もっともっと何行程もあるんですが、このように非常〜に手間暇、

時間のかかる作業行程を経て、ついに、ついに悲願のガチヴィンテージMA-1、完成です!

 

 

ズタボロジーンズやボーダーロンTなんかに合わせて90s東京な雰囲気で着たい。

着用例。

大八木182cm/65kgでXLを着用。

別にオーバーサイズでもなく、タイトサイズでもない、いわゆる平均的ブルゾン寸法を採用している

ため、サイズチョイスは難しく考えず、いつも着ているサイズを選べば間違いないと思います。

 

レオキ、TOKKO、2人とも175cm/55kg前後で、Lサイズを着用しています。

このくらい男らしいコーディネートも良いですね。

 

そして、リブ。

既存のMA-1のリブって、ポリエステルの混率が高すぎて、すぐに破けてしまいます。

ヴィンテージのも、ボディの程度が良くてもリブがボロボロってことが多い。

こちらも何度もテストした上で、バッチリの混率を開発することに成功。

ポリを完全排除し、代わりに伸縮性・耐久性に優れたアクリルを採用。ウール率を高め、

ナイロンとポリウレタンでゴムを補強することによって、かなり頑丈で耐久性の強いリブを

開発できました。

 

ファスナーはすべてWALDES社に別注をかけて制作したオリジナルファスナーを採用。

加工によりむき出しになった真鍮エレメントのギラリ感がたまらない。

僕はWALDESって旧車だと思ってるんです。

1本1本手作りで削り出されたエレメントはガリガリっと引っかかる感じもあるし、

使い勝手で言えばYKKに勝るものなし。そんなことはわかっています。

でも最新の高性能スクーターよりも、70年代の旧車に憧れる。そんな気持ちって

男の子ならわかってくれると思いますが、僕はWALDES ZIPにはそんな旧車感を感じていて、

大好きなんです。

 

ドットボタンは、当時使われていたものと同じマットブラック塗装のパーメックスを採用。

こちらも加工により塗装が剥げている部分があり、全体のヴィンテージ感の演出に一役買って

くれています。

 

レザーの引き手だけは、レザーなので加工で死んでしまうため、加工後に後付けしているため

新品状態です。

ここも日々使っていくうちに良い味が出てくれる、育てがいのあるポイントです。

 

中綿には、3M社が開発した「3Mシンサレート高機能中綿素材」を内蔵しました。

3M社が化学分析に基づいて開発した、真冬の寒さにも耐えうる世界水準のグローバル防寒素材。

優れた機能性を誇るシンサレート仕様の証明として「3M社のオフィシャルタグ」が内ポケットの

下部分に付属します。

防寒・保温性もそうですが、軽量化に優れているのもシンサレートの大きな特徴です。

中綿にこの高機能特殊素材を採用することにより、あのズッシリした重さを劇的に解消して

います。

裏地は、とても肌触りの良いポリエステルを採用。サラサラフワフワで、Tシャツの上から

サラリとはおったとき、直接肌に触れる感じが気持ち良いです。

メタリック感のあるグレーというのも良い。

 

由緒正しきオールドMA-1のオリジナルスペックを遺しながら、難点を改善し、

現代のストリートコーディネートに違和感なく溶け込み、

日々のルーティーンで大活躍してくれる唯一無二の1着に仕上げることに成功しました。

 

一生モノ、なんて陳腐な表現では言い表せないけど、これぞマジの一生モノ。

流行り廃りとかそんなの遥かに超越。遥か先の未来永劫続くスタンダードアイテムとして、

次世代、次々世代まで受け継いでいけて、100年200年後まで高く評価されるガチのMA-1が

出来たと自負しております。

 

”育成”もここからが本番です。これからもどんどん良い経年変化を遂げて、素晴らしい

ヴィンテージな風合いに育っていきます。

ぜひ所有者様だけの唯一無二な一着に育て上げてください。

 

生地は広島、縫製は関東、もう一度戻って加工は岡山。

生地の製作から縫製、加工に至るまでのすべての製作工程を日本国内で行った

メイドインジャパンの銘品です。

 

入荷しました。すぐに出荷できます。

WEBSHOP、取扱店にて販売開始しました。よろしくお願いいたします。

 

HEADGOONIE
大八木未来

 

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