HADNWORK DAMEGED DENIM PANTS

HANDWORK DAMAGED DENIM PANTS
https://headgoonie.com

今季のコーディネートの基準であり19AWの目玉級アイテム、ズタボロダメージデニムパンツのご予約がWEBSHOPで開始になりました。

制作意図について詳しくは前回のBLOGに書きました。
よかったら合わせてご覧ください。
http://headgooniebookstore.jp/blog/borodenimnews/

ダメージデニムを具現化するにあたり一番避けたかったのは、一見で工場リペア品だと見破られてしまうことでした。

労働者階級でお金なくてマジでボロくなったパンツを自分で縫ってる感じとか、
東北のBORO文化、刺し子などなどルーツがあり、必要に迫られ意味のあるハンドワークが
ボロパンに心惹かれる大きな要因の一つであって、
工場で意図的に卓上理論構築されたボロデニムはそれとは似て非なるモノ。対極に位置すると言っても過言ではない。

僕も最初からこの結論に至ったのではなく、
何度かサンプルを重ねていくうちにたどり着きました。

工場でボロデニムをつくる場合、こういう感じでどこにリペアが来るかの指示書が必要になります。(関係ないですがこのインスタアカウント僕の個人アカです。原画や原案ラフをアップしていますので、よかったらフォローしてやってください)

僕も最初はこうやって、ダメージ具合やバランスを考えて組み合わせ、指示書をつくり、工場でリペアしていましたが、、
何度やってもいい感じにならない。
卓上でああでもないこうでもないといくらやっても、出来上がってくるのは”似て非なるモノ”ばかり。
これではうまく行かないことに途中で気付き、制作方法を変更。

一番左が、僕が10年以上かけてズタボロに育て上げたガチのボロデニム。
もちろん、穴の位置や形状はマジで破れた偶然の産物で、リペアも意図せず適当にミシンがガガーっとやったり、最近はBOROや刺し子のエッセンスを加えつつ手縫いで直しています。
これを仮にAとしましょう。

真ん中が、Aを見本に広島の工場で完全レプリカしたB。
プリント作業中についてしまったインク汚れの位置までぴったり同じ。
現在の広島岡山のデニム工場の加工技術をもってすれば、日々進化を続けるダメージデニムの「その瞬間」を保存できることがわかった。

Bのデメリット>>
ほぼ90%以上完璧に再現はできたけど、ここまでやると定価60000円でも足が出ること。
量産には不向きだということ。

ターゲットとなる”偶然の産物”であるガチのダメージデニムをベースにすることで、
卓上でゼロから図面化するモノと真逆の仕上がりになることに気づく。

A、Bを踏まえたここからの課題は、
・Aをベースにしつつも、無駄なリペアを排除し洗練させ、
全て国内生産にしたとしても、定価50000円を切る量産品まで昇華すること。

・そしてやっぱり最後のエッセンスとしてハンドワークがカギであること。

これらをクリアした上で具現化となったのが今作です。

画像で見て取れる通り、大きな穴が何箇所か開いたままの状態で、広島→用賀に届きます。

そこから僕が1本ずつ手作業で、穴を塞ぎながらハンドステッチリペアをしていきます。

基本的型>>


(1)右足上部の横糸のみで透けてる部分、
(2)右足下部 膝の大穴
(3)左足中部 膝上の大穴
(4)右足後ろの穴

基本的にこの4箇所が大きな穴になるため、この4箇所の穴を、当て布してハンドステッチで塞いだ状態を”基本型”とします。
(その他の部分はミシンリペア)
インク汚れも基本はこのくらい。

着用例。

僕大八木182cm/65kgでLサイズを着用。
サンプルがLだったものでLをはいていますが、僕くらいの身長体型ならばXLでもいいかもしれません。

大きな穴はほぼ全部塞いでいるため、基本型では素肌は見えません。

HEADGOONIEの定番ストレートスリム型TREASURE HUNTER4をベースにし、膝下〜裾にかけて若干寸法を調整したり、無駄なディテールを削ぎ落としたりしつつバージョンアップさせた新パターンを作成。
それでいてヒップとワタリに余裕ある寸法を落とし込んでいるため、
近年のオーバーサイズなコーディネートにも違和感なくマッチするようになっています。

レザーエンブレムパッチは、広島産の上質な馬革を採用。
1枚馬革をハンドカットし、1枚1枚手作業でシルクスクリーンプリントを施しています。
1枚1枚カスレたりズレたりしているのも味です。

世界大戦時に物資統制され、真鍮のパーツが使えなくなった時代があり、その時代のデニムを
大戦モデルと呼びます。

HEADGOONIEのタックボタン、リベットは大戦モデルを踏襲していて、真鍮ではなく亜鉛合金を採用し、マットブラックに塗装しています。
はき込むうちに塗装が剥がれてきて、とても良い風合いを醸し出してくれます。

(これから先のダメージ育成にも耐えうる)厚手のスレキ(ポケット布)&海賊シルクスクリーンプリントや、
ヘビーウェイト12ozの生地感も相俟って、細部に散りばめられたこれらのディテールがはく人を飽きさせません。

展示会の段階で、14〜15本ご予約をいただいており、それらの作業&出荷完了後から
WEBSHOPご予約分の作業に入りますため、最短でもお届けは11月末くらいになると思います。あらかじめご了承ください。

せっかくなんで、
ラーメンの「麺固め」「味濃いめ」「油多め」みたく、
ハンドワークに関するご要望を聞いた上で作業することにしてみました。

ご注文時、「備考欄」にハンドワークに関してご要望があれば書いてください。
例えば、、
「ハンドステッチ多め」
「右膝の穴は塞がないでください」
「インク汚れ多め」
「ハンドワーク自体なしでOK」
などなど。

僕が1人で、コミコン準備の合間で作業するため、100%ご要望には応えれないと思いますが、出来るだけ添えるよう努力しつつ作業する予定です。

特にご要望がない場合は「基本型」で仕上げます。
よかったらぜひご要望を記載し、オーナー様だけの1本を作ってください。

もちろんここはスタート地点であり、ボロデニムに終わりはありません。
はきまくってもっともっとズタボロにして、世界に1本だけのボロデニムに育てていってください。

WEBSHOPにてご予約スタートです。
限定数販売ですので、予定数に達した時点で販売を終了しますがあらかじめご了承ください。
よろしくお願いいたします。

HEADGOONIE
大八木未来

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