CHUNK ALOHA SHIRTS 2015ver

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CHUNK ALOHA SHIRTS 2015ver.
http://headgoonie.com/#!/items/557e81af2b3492495b000554

「アロハシャツは、ハワイに移民した日本人が着物をシャツにしたことからはじまった」
というのは、アロハ好き、洋服好きの人なら一度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。

その昔、着物からつくられた和服柄のアロハが存在していたのは確かではあるんですが、
それがアロハの発祥か? と言われると、明確な証拠が残っているわけではなく、本当かどうかは今となっては分からないそうです。
日本人の僕らからすると、そうであって欲しいし、そう思いたいっていう気持ちから口コミが脈々と広がり、この都市伝説を生み出したんじゃないかと思います。

1936年に「アロハシャツ」が商標登録され、1940年代〜50年代頃からベースとなる生地に「レーヨン」が使われるようになり、1960年代から世界中に爆発的に広がっていく。
いわゆる「ヴィンテージ・アロハ」と呼ばれマニア連中が血眼になって探しているのは、
この時代(40〜60年代)のもので、その価値はいまだ衰えず、
中には数十万、数百万の値のつくことも珍しくありません。

アロハのベースにはコットン、シルク、ポリエステルなどなど色々な生地が使われていましたが、
1940〜50年頃、レーヨンが導入されると、その発色の良さから図柄の表現レベルが格段に上がり、デザインのオリジナリティが急激にグっと高まりました。
レーヨンは染料印刷に向いていて、多色で図柄を表現するにはベスト、つまりアロハシャツにはもってこいの素材だったんですね。
いわゆるヴィンテージ・アロハの中でも図柄の表現力が高いレーヨンアロハは世界的に高い評価を得ていて、マニアの間で高額で取引されるのもレーヨン素材のものがほとんどを占めています。

このように史実から紐解くと、
50年後、100年後、ヴィンテージ・アロハとして衰えることなく高い評価を得続けるためには、ベースとなる生地をレーヨンにするのが”マナー”であることがわかってきます。

「レーヨン」とは、もともとは19世紀に絹(シルク)の代用品として発明され、
一時期は大量に生産されていましたが、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維が代替品になってきた昨今は、その役目を終えたかのように生産数は激減しています。
一見化学繊維に思われがちな素材感ですが、実はポリやナイロンとはまったくの別物。植物セルロースからつくられている、歴とした自然素材なんです。

ただでさえ生産数が少なく、今となっては貴重なレーヨン素材の中から良質なものを見つけ出すことは至難の技でした。

HEADGOONIEが今回チョイスしたのは、経糸・緯糸にフィラメント糸を使用した平織りのレーヨン生地。
とてもしなやかでやわらかい独特の風合いがあり、放熱性が高く、真夏でも涼しくてとても着心地が良い生地感。
まさに1940〜50年頃のヴィンテージ・アロハに使われていた仕様のレーヨンを入手することができました。

この生地を、京都・伏見の某老舗染工場に持ち込みます。
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正直、今の時代インクジェットや昇華転写などの先端技術を使った方が楽だし、
コストも抑えれる。
が、目指すはヴィンテージ・アロハ。この先100年後も評価されるためには、過去100年間使われてきた技術をなぞるべきだと思うし、
”シルクスクリーンブランド”を名乗る以上、ここが腕の見せ所。
データをシルクスクリーンで分解し、「手捺染(てなっせん)」で染め上げることにしました。
同じシルクスクリーンと言えど
従来のドイツの写真製版が発祥(と言われている)のとは出処が違い、こちらは
友禅加工がルーツの日本古来技術。(こっちが元祖と言う人もいる)
100%メイドインジャパンを唱うのであれば、どうしてもこだわりたい部分でもあり、
シルクスクリーン技法で印刷する場合、友禅などに使われる着物の染料で捺染するのが一番しなやかでキレイに仕上げることができるため、この製法がアロハをつくるには一番適しているという物理的理由でもあります。

ちょっと技術方面は一旦置いといて。

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もう何度観たかわかりませんが、、。
改めてBlue-ray映像をチェック。
マイキー家を出てからは、上に赤のコーチジャケットをはおってしまうので、
この通称「チャンクアロハ」をしっかり確認できるのは冒頭部分の腹踊り〜家を出るまでのみ。
この短いシーンの中から細部を解析するしかない。

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特に鮮明に見えるのは、有名な「腹踊り」シーンと、マイケル・ジャンクソンがトイレを借りに来たくだり。
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チャンクの耳の大きさ、ポケットのサイズ、周りにあるモノと比べて、基準になる白い花の大きさを解析すると、前回の(2年前リリースのもの)よりも花びらの端から端までが約25mm程大きいことが判明。
白い花を基準に、他の部分の大きさも合わせて調整していく。

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左が2年前のもので、右が今回のもの。
前回のは4色分解(CMYKで分解)したものでしたが、今回はさらに細部に別版をプラスし、
個々の発色をあげています。
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4色分解での表現は非常に難しくて、微量の調整でシアン、マゼンタ、イエローのいずれかに偏ってしまいがちなんですが、補助版をプラスすることによって、色のバランスを安定させ、
より映画に近い発色を出すことに成功しました。

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”成功しました”と一口に言ってもここまで辿り着く道のりは想像を絶するもので、
そのテストの回数51回(!)でようやく合格。
プロ中のプロの染工場が音を上げる程の調整をかけたんですから、
現状できる限りの最善を尽くしたと言えるでしょう。ここまでの発色は真似しようと思っても出来ないはず。

ここまで忠実にやったのなら、その他の細部も忠実に行きたいところなんですが、、
腹踊り(Truffle Shuffle)のときに拡大すると見えるんですが、

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ボタン、なんかガクランのボタンみたいな、金ボタンなんですよね。
ただでさえイカれた柄なのに、これに金ボタンはさすがにちょっと。。

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ということで、ここだけはアレンジさせてもらい、
古き良きヴィンテージ・アロハのマナーに倣ってココナッツの実から加工した
ココナッツボタンを採用しました。
あえてここに持ってきた教科書通りなパーツが、イカれた全体をグっとバランス良く締めてくれています。

着用例。
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僕大八木182cm/65kgでMサイズを着用しています。
一応、平均的サイズのMを着ました。僕くらいの体型で苦しくもなく大きくもなく、ぴたり。
昔だったらこのくらいのサイズでも全然よかったんですが、
ここ最近のオーバーサイズ病もあり、今回自分ではXLを買いました。
僕くらいの身長/体型の場合、個人的にはL、XLをチョイスすることをお勧めします。
参考までに。

ノンウォッシュでナマのままお届けします。
最初のうちはキレイなまま新品の風合いを楽しんでいただき、
着込めば着込むほどインクが生地と馴染み、レーヨンも独特で味のある経年変化を重ねていき、
まさにヴィンテージ・アロハそのものな風合いに育っていってくれることでしょう。
染工から縫製まですべての製作工程を日本国内で行った正真正銘メイドインジャパンの贅沢な逸品です。
ぜひ孫の代まで受け継いで100年後にも変わらぬ評価をされるヴィンテージ・アロハに育てて
いってくれたら嬉しいです。

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CHUNK ALOHA SHIRTS 2015ver.
http://headgoonie.com/#!/items/557e81af2b3492495b000554

WEBSHOPにて販売開始。すぐに出荷できます。
よろしくお願いいたします。

ちなみに今回のメインヴィジュアルでセクシーな腹踊り(Truffle Shuffle)をしてくれたのは、
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アイドルグループ「紅茶パレット」の野崎かず李ちゃんでした。ありがとうございました。
かず李ちゃんは普段からHEADGOONIEを愛用してくれているので、インスタ、Twitterもぜひフォローして
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大八木未来

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