1985 ADVENTURE MILITARY JACKET / CHAPTER TWO「限界まで軽量化を計った軽くて暖かい唯一無二のスーパーライト・ヘビーアウター」

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET

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1984年にスピルバーグがしかけ、30年の時を経て、ショーン・アスティン氏がその紐を解いた
冒険ジャケットの製作秘話はこちらのCHAPTER ONEをご覧ください。

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET / CHAPTER ONE「冒険ジャケットを巡るいくつかの証言とその証拠」

 

 

1951年に開発されたアメリカ陸軍冬期用フィールドジャケットM-51をベースに、
ついに具現化に成功した1985 ADVENTURE MILITARY JACKET 通称 ”冒険ジャケット”。

 

何度かこのブログでも書いていますが、僕、ズシリと重いアウターが本当にニガテなんです。
「処刑人」に憧れてアメ横で買ったPコートなんて、これ何、鉛でも入ってんの?ってほど重くて、
半日も着てると疲れてしまうし、革ジャンもスタジャンも、それなりのやつを買うとズッシリ重くて、結局数回ほどしか着ないでお蔵入り。暑くて脱いで手に持ったとき、ただの重い荷物になってしまうのもすごい嫌なんです。

そういう性格なもので、ブランド立ち上げ当初から、HEADGOONIEでアウターをつくるのであれば、とにかくまず第一に、”軽い”ということ。これを何より大事なコンセプトとして掲げています。

 

 

そして今回パターンのベースにするため参考に買い集めたM-51フィールドジャケット。
これも重い!
1枚地なのに、生地がめっちゃ地厚でゴツくて硬くて、ズッシリとしてる。僕の嫌いなやつだ、、。

 

まず改善すべきはこのズシリ系表地。
僕がこの代替としてチョイスしたのは、堅牢で耐久のあるミリタリーオックス生地でありながら、
ナイロンが混紡された特殊素材。

文章では言い表しづらいですが、シャツ生地以上ジャケット生地未満くらいの厚さと言いましょうか。
シャツジャケットくらい?と言いますか、とにかく厚すぎず、薄すぎずの絶妙な厚さのセージグリーンオックスで、
しかもナイロンを30%混紡することにより、めちゃ軽い。
頑丈で見た目完璧ミリタリージャケットなのに、薄くて軽い。はっきり言って完璧。

オリジナルのM-51は、基本的には中綿は入らないらしく、取り外し式の専用のウールライナーをつけていたらしい。
肩のエポーレットや、無駄と思われるディテール、面倒なライナー式はすべて排除。
ここからはオリジナルディテールとして中綿入り裏地を構築。

”冒険ジャケット”の名の通り、せっかくなんで、裏地にはオリジナルプリントを施しました。

 

こちらもとにかく軽量化。薄くて軽くて肌触りの良いポリエステル生地を、いつもの京都の某染工場に持ち込み、昔ながらの手捺染でオリジナルファブリックを作成します。

 

オリジナルイラストレーション手捺染メイドイン京都の最高級生地を、外からは一切見えない裏地に使うなんてなんとも贅沢。

完成した生地を広島ネバーランドファクトリーに持ち込み、組み上げたのがこちら。

 

 

縫製後、最後にバイオウォッシュを施し、全体に柔軟をかけ、さらに着心地良く仕上げています。
同時に、非常〜に味わい深いヴィンテージ感を演出してくれます。
見た目重厚感のあるヘビーアウターなのに、これがめちゃ軽いスーパーライトアウターなんて、
まさにHEADGOONIEならではな唯一無二な1着に仕上げることに成功しました。

京都で捺染した裏地はこんな風に仕上がりました。

 

ブワっと肉厚でボリューム満点の中綿。これだけ入ってれば保温性バツグン。
でもこれも特殊なポリステル素材の中綿を採用しているため、ズシリ感がまったくない。めちゃ軽です。

BMX、洞窟、丸太橋、ツリーハウス、空飛ぶ海賊船、パチンコ、妖精、魔法の本etc…
「80年代冒険映画あるある」がちりばめられています。

ライトクリーム生地にダークブラウン捺染は貴賓があって、無骨で荒々しい印象のミリタリージャケットをハイエンドに仕上げてくれています。

 

注目して欲しいのは、細部にちりばめられたこだわりのディテールたち。

一見ただのフラップに見えて、裏返すとフラップポケットはすべてダブルフラップ仕様。
そしてこのダークブラウンのボタンは、すべて80年代当時のヴィンテージボタンを採用しています。

 

 

水かきのようにかなり広いフラップは広げるとラッパのように広がり、楽しい袖口ディテールを演出してくれます。

閉じると、

こんな感じでバルーンぽくなり、これもかわいい。

ムネポケットは片側マチ付型を採用。内容量もあり使い勝手も良く、見た目もいい。

ムネの”GOONIES”パッチはマジックテープで取り外し可能。
“HEADGOONIE”じゃなく、ここは現物に忠実にズバリ”GOONIES”って書いてあるんで、
念のため、取り外し式にしときました。もし何かやばそうな人に言われたら、古着屋で見つけたワッペンを自分で取り付けたってことにしてください。

 

バックスタイル。
腰部分に一直線に伸びる2本ステッチは、中綿がズレてこないよう押さえる役割をするディテールですが、シンプルなバックスタイルの良いアクセントになっていて、見た目もとても良いです。

着用例。

 

182cm/65kgで、Mサイズを着用しています。
この撮影時、サンプルMしかなかったんでMを着ましたが、中綿がある分僕にはちょっとMでは苦しい。
本番はいつも通り、XLを買う予定です。

でも見た目は、そんな小さく見えないですよね?
それは着丈を長めにとっているから、そう見えるんだと思います。
グーニーズの面々が、大人用のジャケットをガバっと大きめにはおっている感じを演出するため、
着丈は若干長めに設定しています。
身幅・肩幅・袖幅も広めにとってあるんですが、中綿がある分、プラマイゼロ。
サイズ選びは特に難しく考えず、いつも着ているサイズをチョイスすれば間違いないと思います。

古着のミリタリージャケットって、特に米軍のは身幅・肩幅がズドーンっとでかくて、日本人が着ると
なんかしょーもないシルエットになってしまいがちですが、
身幅・袖幅・肩幅には十分余裕ある寸法を設けながらも、いわゆるブルゾン型にパターンをシェイプしているため、
普段使いできるブルゾンジャケットとして、日々のストリートコーディネートに違和感なく溶け込みます。

 

カタログに出ていたこの写真。

 

フランスの友人、ジョーダンにモデルをしてもらいました。

今年の春に日本に遊びに来ていたジョーダンは、この冒険ジャケットのサンプルXLサイズを買って帰りました。
いつもMを着ているジョーダンが、なんで? なんでXLなの? と聞いたら、
グーニーズのメンバーのように、大人用をダボっと着てるように着たいからさ、と言っていました。
ジョーダンのように、あえて大きめをチョイスして、子供大人な着方をするのもシブイと思います。参考までに。

いつもの自撮り画像ですみませんが、

 

これなぜか海賊ボーダーにめちゃ合うんですよね。藍染コーデュロイパンツとも相性も良し。
いろいろ試行錯誤した甲斐があって、コテコテのミリタリー感はなく、普段着コーディネートにめっちゃ普通に溶け込みます。
こういうの1着持っておくと、使い勝手が良く、いろんなコーディネートを楽しめると思います。
来年からデリバリーがはじまる18SSのアイテムとの組み合わせもやばそう。特にデータリュックとかマルチボーダーニットあたりとめっちゃ合いそうで今から楽しみすぎる。

 

生地の製作から手捺染、縫製、加工に至るすべての製造工程を日本国内で行ったメイドインジャパンの一級品です。
WEBSHOP、各地取扱店にて販売を開始しました。
よろしくお願いいたします。

 

HEADGOONIE
大八木未来

 

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