作成者別アーカイブ: hg_blog

「大八木呉服店」レーベル始動。墨コーティング藍染リネンカンフーシャツジャケットが販売開始。

SUMI LINEN KUNG-FU SHIRTS JACKET
https://headgoonie.com/items/5addb6ba122a7d67d8000315

藍染ジャパンリネンで製作した前作が16SSリリースだから、早いものでもう2年前。
インスタに上げてるマンガにも描きましたが、世間的チャイナシャツブームとは全く無縁ながら
なぜかタイミングだけが重なったHEADGOONIEのオリジナルカンフーシャツジャケット。

そろそろもう1着ほしいところに、今季は墨コーティング染色リネンを採用し、
満を持して復活となりました。

その前に、「大八木呉服店」レーベルについて。

僕の生まれた家は、代々呉服屋を営んでいました。

てっきり僕は3代目なのかと思っていたんですが、最近4代目だったことを知りました。

この人が初代・大八木雄二さん。
僕が生まれたときにはもう亡くなっていたので、僕は会ったことはありません。

この人が、なんと今から131年前の1887年に創業したらしい。
1887年て…。ドクとマーティーが行った時代とほぼ一緒じゃないか。

大八木一族は、もっと西の方(和歌山県の八木村という説あり)に居たらしいんですが、この雄二さんが商売をやるために一族を率いて、”港”のある場所を目指したらしい。
今でこそ、高速道路が出来て陸運が物流の主な手段となりましたが、当時はまだ海運がメインだったため、大きな港がある街はとても栄えていました。
それで、大きな港町がある千葉県銚子市にたどり着き、船の出入りが盛んな市場のすぐ裏手で、露天商からはじめたそうです。

この人が、2代目・友治さん。僕のおじいちゃん。
この人がなかなかの豪商だったようで、まだ日本に株式会社があまりなかった時代に、
株式会社大八木呉服店を設立しました。

初代が最初に露天商を開いた場所に、今でも大八木呉服店はあります。
今は3代目にあたる僕の父母が経営しています。

だから僕は幼少の頃から身近に藍染の生地や、衣類がたくさんありました。
ただ、やっぱり若い頃は全然ピンと来なくて、
僕は一生藍染の服なんか着ないだろう、 と思ってましたが、
やっぱり血なんでしょうか、30歳を過ぎると藍染や天然素材の服がカッコよく見えてくるから不思議です。

もし、曾おじいちゃんやおじいちゃんが、今の時代に生きていたら?
陸運が主となった今、この場所は選ばないと思います。

POPでパンクでスケートボードな冒険ウエアのはずのHEADGOONIEに、
数年前から藍染の大人っぽい服を交えて騙し騙しやってきましたが、
やっぱりこの辺でレーベルを分けることにしました。

その名も「大八木呉服店」。
これで遠慮なくストリートウエアにおける「和」を追求できます。

長くなりましたが、その記念すべき第一弾、墨リネンカンフーシャツジャケットがリリースになりました。

16SSリリースの前作は、リネン(麻)に藍染を施したものでしたが、
今季のは、さらにその上から”墨”でコーティング染色を施しました。

「炭」には燃料としてだけではなく、空気を浄化したり、食べ物を美味しくしたり、消臭、抗菌さらには浄水効果など、さまざまな不思議な力があります。 HEADGOONIEでは炭の持つその不思議な力に注目。 砕いて粉末状にした炭で染料(墨汁)をつくり、コーティング染色。服にその不思議な力を宿らせることに成功しました。

ボタンは既製品ではなく、共布を使い、1個1個手作業で結んでいるオリジナルチャイナボタンを採用しています。

画像から見てとてる通り、藍染の上から墨でコーティング染色しているため、
藍と墨が混ざり合い、なんとも形容しがたいブルーグレーのような、味わい深い色になっています。

着用例。

僕大八木182cm/68kgでXLを着用しています。

外の光で見てもかなり深い色。かなり深いネイビー。
これ、ホントはもっと色落ちさせた方が良い色になるんです。藍と墨が混ざり合い、なんとも言えない素晴らしい色に育ちます。
当初、ブリーチ加工とかしてそこまで落としてしまおうかと思ったんですが、やっぱりそれは自分でやった方が楽しいので、ゆるーいストーンウォッシュしかかけていません。あえて濃紺を残したまま出荷します。
ストーンがかかっているのでアタリ感もありますし、濃紺のまま着ても十分シブイですが、
ガシガシ着込んでガシガシ洗って、今の色の半分以下になるとかなりシブイことになってきます。ぜひ何年も着込んで育てて、自分だけの1着に仕上げてください。

袖は、1〜2回ロールアップできるようにちょい長めにつくってあります。

オーバーサイズってほどでもないけど、結構ゆったりしたつくり。
でもサイズダウンすることなく、いつも選んでいるサイズをチョイスして、ガバっと大きくはおることをお勧めします。

前作16SSリリースのものよりも、身幅や袖幅、袖口幅などなど細部を微調整しています。
見た目ではあまりわからないですが、袖を通すとさらに快適に着心地になっていることに気づいてもらえると思います。

前作はムネポケでしたが、両前身頃下部にポケットを移動することにより、シャツジャケットとしての使い勝手がさらに良くなりました。

来月発表になる、18AW初期アイテム(7月デリバリー)に、このカンフーシャツと合わせて着れる、綿x麻のシャツや、とても相性のいいイージーデニムパンツ等のリリースがあります。
これらと組み合わせていくのがベストかもしれませんが、
僕としては、今季のナイロンシリーズはカンフーのつもりで作っていますので、
(インスタのマンガよかったら読んでみてください)
上にこのカンフーを着て、下にリップストップナイロンパンツをはいても、この一見ミスマッチ感が逆に最高だと思っています。
僕はあえてナイロンシリーズたちと組み合わせて着る予定です。

こういうシャツを着るときって、いつものヘビーウェイトTシャツを下に着るのはちょっと重い。
これに合わせるには、今季のWバインダーTシャツがマジで完璧です。
(ちなみに画像で僕はXLのカンフーシャツに対し、XXLのWバインダーTシャツを着ています。
カンフーよりワンサイズ上チョイスくらいがちょうどいい)
ぜひ騙されたと思って1枚お試しください。

麻は綿より通気性がいい。つまりTシャツ1枚でいるより、麻のシャツ1枚のが涼しいんです。
真夏は素肌に着てもいいかもです。
来月リリースのビーチパンツとの相性も完璧です。

WEBSHOPにて販売開始しました。
各地取扱店には、今週中に入荷しますので、お近くに取扱店がある場合はぜひ店頭で実物を体感してみてください。
よろしくお願いいたします。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/

HEADGOONIE2018AW展示会日程が確定しました!

HEADGOONIE 2018秋冬展示会、各地の日程が確定しました!

今回は確実に、足を運んで試着しなければならないアイテムが多数あります。
皆様とりあえず日程だけ空けておいてください。

いつもは東京からスタートしますが、今季は逆走します、
まずは、札幌からスタート。

5月10日(木)、11日(金)、12日(土)、13日(日)の
4日間、
札幌 アドレ改め、NEOKAMにて開催します。12:00〜20:00です。

僕、大八木も4日間とも店頭に立たせていただきます。
(最終日13日(日)のみ、飛行機の都合で17:00くらいで上がります)

続いて、大阪。

5月18日(金)、19日(土)、20日(日)、21日(月)
の4日間、場所はお馴染み心斎橋WARPです。

こちらも僕、大八木は4日間とも店頭立ちます。

そしてラスト、東京中目黒に帰ってきます。

5月24日(木)、25日(金)、26日(土)、27日(日)の4日間、
こちらももう場所はご存知の通り、中目黒のホリデイです。

前回、6週連続でやって死ぬかと思ったので、今回はこの3カ所のみ。

例のデニムジャケットもそうですが、
すでにSNSでチラ見せ済みのパンツや、撥水藍染ナイロンなど、
今回は特に実物を見て触って試着すべきアイテムが多数あります。
ぜひ日程をご確認の上、実物を見に来ていただけたらうれしいです。

18AW、台風の目は予想通り、ボンバージャケットになりそうですが、
HEADGOONIE的本丸はこちら。

やりました、藍染カウレザー、メイドインジャパン。

この革が完成したとき、僕が最初に描いた草案。

ライダースっていうよりは、いつものHEADGOONIEのアイテムや普段着のストリートウエアに合わせてラフに着れるようなブルゾン型がいい。
ムダをできる限りそぎ落とし、洗練されたものを。

まー、でもこれは結局ボツるんですが、
一番最初の草案って、僕はとても大事にしています。だってそれが本音だし、考えすぎていないストレートなものだから。
ここから練りに練っていくんですが、この草案、初期衝動みたいなものはずっと根本に残していきます。

気になるお値段、そりゃきっと高いです。
でも5年10年に1度しかやらないこういうモノに妥協したくないので、
売れるように当たり障りない素材やディテールに変えて、それなりのモノをそれなりに売っても何の意味もないし、そんなものは毛頭つくる気もなく、
せっかくならば、他では買えない唯一無二で、一生モノを、というアティテュードでつくっています。

HEADGOONIEから約6年ぶり? 革ジャン出ます。ご期待ください。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/

BLACKSMITHレーベルデビュー。ビフアロハ発売間近。その捺染方法の正体とは。

今季から始動するHEADGOONIE新ライン、その名も”BLACKSMITH”。

このレーベルが一体何なのか、何のためのライン分けなのかは、ゴールデンウィーク以降、
徐々に明らかになりますが、
記念すべきデビュー作は、前代未聞の”あの乱暴者”が着ていたアロハシャツです。

HEADGOONIEは”シルクスクリーンブランド”ですから、
インクジェットや昇華転写のような先端技術はあえて使いません。

千年の都・京都にて、昔ながらの手捺染にて生地を製作しています。

”手捺染”。つまり、シルクスクリーンです。
シルクスクリーンの発祥は1907年のイギリスだと言われていますが、
日本にも古来から手捺染という手刷り技法があり、その技術は脈々と現代まで受け継がれています。
っていうか版デカすぎ。スキージ長すぎ。

肌触りが良くしなやかなフィラメントレーヨンを捺染台に貼り付けていきます。

そして捺染。



ポイントに合わせて片側25m、ミクロのズレも許されない非常〜〜に緻密かつワイルドな作業。
僕もシルクスクリーンに携わって長いですが、これをやれと言われたらとてもできる自信がありません。
っていうか、こんな動きしたら次の日背中痛くて起き上がれなそう、、。

メイドイン京都の超最高級生地の完成です。

そりゃ、インクジェットや転写を使えば、もっと安価で手軽にできるし、シャツ自体ももっと安く提供できると思います。
しかし、それらは単なる服としての消耗品にしかならず、後世に遺ることはないでしょう。
古来から受け継がれる手捺染で生地をつくることにより、100年後も200年後まで、ヴィンテージアロハとしてその価値が色褪せることなく君臨させることができるのです。

生地の製作から縫製まですべての製作工程を日本国内で行った正真正銘のメイドインジャパン品です。

全パーツを劇中のように柄合わせすると、目ん玉飛び出るくらいドエライ金額になってしまうので、柄は(Mサイズを基準に)前身頃2枚とポケットのみをだいたい合わせていますが、その他パーツはランダムに裁断しています。そこはあらかじめご了承を。

おそらく実物は、ナンてことないプラのボタンだと思いますが、
ボタンも最高級の白丁貝ボタンを採用しました。

それはそうと、これをつくるにあたり、一つの大きな疑問がありました。

こちらは、ご本人が着ている実物の写真。

彼もマーティー同様、袖を2回まくって着ているのですが、袖裏が白いんです。

いや、正確にいうと、車を修理してもらって300ドルだと!?と怒って、そのあとロレインに絡むときは、白くなく、透けています。

こちらがそのとき。

ロレインを見つけた瞬間の図。
このときは同じく2回ロールアップしていますが、裏地には表地の柄が透けています。

手捺染で生地をつくると、染料(インク)が生地に浸透するため、このように裏側にも柄が透けるはずなんです。

僕も実際に着てみました。


あの人はピッタピタで着てますが、僕はXLをガバっと。
いいですね〜このチンピラ感。ストローハットかぶって雪駄でもはきたい気分。

それはそうと、このように手捺染で生地をつくると、裏側にも柄が透けます。

気になる人は映画を見返してみて欲しいんですが、
そのあと老ビフの運転で納屋に入ると、急にロールアップ部分の裏地が白くなるんです。
(あと、僕の記憶なのでさだかではありませんが、RIDEの映像も白かったような、、)

これは一体どういうことか?
マーティーが”現地で買った”という設定のショットのワンスターは1955年にはまだ存在していなかったように、BTTF2の衣装には結構”穴”があります。

ひょっとしたら、このシャツも捺染バージョンと、インクジェットバージョンの2パターンがあり、袖裏部分のことまでは考えずに適当に着ていたのでは? と推測しました。

、、、っていうのをTwitterに書いたら、フォロワーの方から、
「いや、中に着ているTシャツと一緒にまくってるだけじゃないの?」との指摘があり。

あー、なるほど。それは気づかなかった。僕の深読みすぎでした。

ということで、僕もやってみました。


おそらく、これが正解かもしれません。
が、ビフのは、Tシャツの下から薄っすら柄が透けてみえるんですよね。
当時のTシャツって下着だからペラペラだっただろうし、
僕が着ているのは約5オンス以上ある現代のTシャツだからか。

今となっては真相を知る由もありませんが、
普通にそのまま2回ロールアップするバージョン(ロレインに絡むver)と、中に着たTシャツと一緒にまくるバージョン(納屋で老ビフと話すver)の2通りの着方を楽しんでください。

機関車やグルグルのように主人公クラスが着ているやつならともかく、こんな嫌われモノの悪役が着てたやつ、つくったところでどうなんだろう、と思ったりもしましたが、
こうしてカタチになってみると素晴らしい出来です。
映画関係なくとも、ポリネシアンアロハシャツとして非常に完成度が高い。
チンピラ不良シャツとして、タンクトップの上からザクっとはおると激シブです。

全然関係ないんですけど、僕はこのアロハを見たとき、これを連想してしまいました。


全6作の中で僕が一番好きな”高校与太郎温音頭”の冒頭でトオルが着てる赤いチンピラシャツ。
似てるようで全然似てませんが、この並々ならぬ与太郎感、ビフアロハと通ずるものがある、と僕は感じます。

コレクターズアイテムとして100年先までその価値を落とすことなく君臨することは間違いありませんが、この夏の不良シャツとして普通に愛用してもバッチリキマると思います。

1955 MADDOG ALOHA SHIRTSは、4/4(水)の夕方くらいにWEBSHOPにて販売開始になります。(事前ご予約は終了しました、ご了承ください)

大阪WARPにも本日入荷、札幌アドアあらためNEOKAMには4/5(木)入荷です。
お近くの方はぜひ店頭で実物をお試しください。

よろしくお願いいたします。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/

今までで一番まとまりのない(良い意味で)シーズン18AW、展示会日程決定。

来季、HEADGOONIE18AWの展示会日程が決まりました!

今回は逆走します、ゴールデンウィーク明け5月2週目、まずは札幌。
3週目大阪、でラスト4週目に中目黒に帰ってきます。

前回、6週連続展示会やって死ぬかと思ったので、今回は連続にはしたく
なかったんですが、なんやかんや結局5月毎週になってしまいました。。
これ以上やるとまた体調崩すので、合間で用賀やったり東京2回やったり余計なことは
今回はやらず、この3箇所にすべてを賭けます。
各地グーニーズ諸君、来季もサポートのほどを何卒よろしく御願いいたします!

というわけで、今週から18SS新作リリース情報と並行して、
18AWの情報もぼちぼちとSNSで公開していこうと思います、ぜひチェックしてみてください。

まず何から説明したらいいのやらですが、
兎にも角にも、まずはこれでしょうか。

僕としては本当に、2015年のが最後で、これ以上やるつもりはサラサラなかったんですが、、

あれから3年。国内外から常に新しい情報が入ってきていて、
あ、ひょっとしたらアップグレードできるかもしれない。という要素が出てきてしまったもんだから、、ついついはじめてしまい、、
コツコツとやっていたら、、ついに形になってきてしまった次第です。

奥が前回2015年のサードモデル、手前が今回の4thモデル。
デニムの色全然違いますね。これ、かなり”正解”に近い色をつくってしまったかもしれません。。

正直いって、上部のブルーデニムの方はそんなに難しいことはないんです。
問題は下部のオックスデニムの方の色。70〜80年代につくられたこんな妙なデニム、
現行品では絶対に手に入りません。前回は諦めからの、”現行品でできる限り近いもの”という判断をしました。

結果からいいますと、今回の4thモデルは、ゼロから完全オリジナルでオックスデニムをつくってしまいました。
なので、単純に追加生産というわけではありません。さらにバージョンアップ版と言っていいでしょう。

前回は、エピソードの面白さから、後ろ裏地にはフットボールマンを採用しましたが、
マニアの方々との意見交換を続けるうちに、
フットボールマンは映画撮影時と年代が合わないのでは? 年代やボンバージャケットの形状から推測すると、ステンシルロゴが正解なのでは? という説が浮上しました。

フットボールマンはフットボールマンで面白い説で良いのですが、
今回はこちらの新説を採用しました。

サンプルの縫いあがりは今月末。僕が広島まで取りに行き、製作現場にも立ち会ってきます。
続報をお待ちください。

ボンバージャケット復活に合わせ、こちらも復刻。

これはもうバージョンアップするあれがないので、前回のモデルをそのまま復刻します。
ボンバージャケットとこれはどうしてもセットですから、前回買い逃していた方はこの復刻の機会を逃さないように。

2015年春夏リリースのオーガニックコットン使用ダンガリーパンツ。早いもんでこれももう3年前か。
いまだに僕も一軍ではき続けている名品中の名品。

そのダンガリーパンツを、生地をダンガリーから1930~40sのミリタリー生地を復刻させたモレスキンに変更してリプロダクト。
パターンも調整し、紙パッチもオリジナルのホースレザーパッチにグレードアップ。
これがまた、すごい良い出来です。とにかく生地がすごい。素人でも触っただけでその違いを一瞬で実感できるほどです。

同時期にもう1本、すごいパンツのリリースがあるんですが、それはちょっと置いといて、


これはちょっと前にSNSに載せた画像。
HEADGOONIEのパタンナー小泉くんに、パターンを修正してもらっているの図。

この写真で僕が着ているのは、トワルサンプルと呼ばれるものです。

”トワル”とは?
たとえば、簡単なギンガムチェックのシャツならば、縫う前でもある程度完成品の想像はつくし、
コストもあまりかからないからいいんですが、
秋冬のアウター、それも目玉になるようなオオモノだと、いきなり本番生地で組み上げるのは、ちょっと怖いんです。組み上がってみると、あれ?想像と違う、、となる場合があるので、
本番生地でやる前に、仮生地で一度組み上げる。これをトワルサンプルと言います。

画像で僕が着ているのは、本番とは違う、綿生地で縫い上げたトワルサンプル。
そして案の定、失敗。。想像したものにはなりませんでした。

もったいないけど、全部ボツ。またパターンからナニから、イチからすべて出直し。
で、急遽小泉くんを呼び出し、採寸し直しているのがこの写真です。

あれから数ヶ月、

何度も何度も試行錯誤を重ねた上で、ついに納得のいくトワルが完成。
袖を通しただけでゾクっとくるほど素晴らしいパターンが出来上がりました。

しかし、これはまだスタート地点。
これから本番生地を使い、ファーストサンプルの製作が開始されるのです。

この”本番生地”が、これまたすっごいあれなんですが、追ってお知らせします。
続報をお待ちください。

前季、17AWで開発した、藍染ナイロン。
ただのネイビーとは一線を画す深い色で、その素晴らしさはカンフーダウン、マウンテンジャケット、そして今季の海賊帽やクライムパンツを入手してくれた方々にはすでに説明不要だと思いますが、、

やりました、墨染めナイロンです。

藍染ナイロンは、所有者さまそれぞれの経年変化を楽しんでもらうために、あえてナマのまま出荷しましたが、今回は加工をかけ、素晴らしい風合いを出した上で出荷します。

これを使って何をつくるか、悩みましたが、”あれ”にしました。
追って全貌公開します、お待ちください。

そして、今季18SS後半から、いよいよHEADGOONIEの「和」ライン、
大八木呉服店が本格始動します。

キュートでPOPでPUNKな冒険ウエアなはずのHEADGOONIEですが、
僕もオッサンになってきたのもあり、近年は藍染や天然素材のウエアが増えてきてしまい、
騙し騙しやってましたが、ここにきてキチンとラインを分ける決断をしました。

マーティーデニムのオックスデニム、墨染めナイロンに続き、
こちらもオリジナル開発。

仕事着に使って、油やインクで汚れてもかっこいいやつ。
綿麻を混紡したオリジナルシャンブレーを採用し、あえてムラが残るように、1枚1枚手作業で藍染します。

さらにすごいギミックが搭載されているのですが、それも追ってお知らせします。

藍染ナイロン級の新規開発生地がゴロゴロ登場する18AW、
さらにもう一つ。

お判りでしょうか、やってしまいました、
”撥水”藍染ナイロンです。

映画レプリカあり、和モノあり、いつも通りのPOPなのあり、開発生地多数あり、
大八木呉服店やBLACKSMITH他、これから枝分かれしていくその手前、
一番ゴチャゴチャといろんな要素が混在した、今までで一番まとまりのないHEADGOONIE。
トータルコーディネートという観点は一切無視、1点1点のアイテムづくりに力を注ぎました。

適度な生地で適度なバランスで、売れ線の当たり障りないモノをやる気は毛頭ありません。
今まで体感したことがないような、初体験ができるようなラインナップを準備しているつもりです。
前述したものはプロローグにすぎません。
引き続きSNSにて情報をアップしていきたいと思います。続報にご期待ください。

そういえば、この展示会ツアースタート前、ゴールデンウィークにもう一つ重大発表があるんですが、それはまた次の機会にお知らせします。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/

 

1985冒険バックパック

1985 ADVENTURE BACKPACK
https://headgoonie.com/items/5aaf74e2a6e6ee4289000818

 

時は1985年、あの冒険映画で発明少年が背負っていてたデカくて黄色くてインパクト抜群のバックパック、33年の時を経てついに具現化することに成功しました。

映画を見返してみると、ダイナマイトを入れたり、結構重要な役割をするこのバックパック。
一見で説明不要ですが、某有名アウトドアブランド製です。

このバッグパックについての通説は2つあり。

あの映画って、実は劇中に登場するモノで広告になっているモノが結構あるんです。
有名なのが最後のピザハット。よく考えるとあのシーンでなんでピザ?ですよね。あれはどうやら広告みたいです。
このバッグもそんな広告の一環だったらしく、通説の一つは、当時普通に売っていたモノをそのまま使ったという説。

もう一つは、映画のために某アウトドアメーカーがオリジナルでつくったという説。
ずっとこの2つの説が風説として流れていましたが、2015年、映画関係者?のジョン・ボーマン氏という方が、自身のストックの中からこのバッグを発見。
SNSかメールかわからないけど、何かの手段で当時このバッグの製作を担当したマーティン・ゼミット氏という方にアクセスしたところ、このような返答があった。

「私は、与えられたスペックに従ってバッグパックを設計しました。大きなO型リングが、あとからショルダーストラップに取り付けられた。私のつくったバッグをフィルム上で観られるなんて、今でも信じられないよ。しかし小さな俳優さんには、ちょっと大きかったかもね」

上映から30年後、これらの証言から、このバッグパックが映画のためにオリジナルでつくられたものであることが証明されたんです。ジョンさんがクローゼットの整理をしてこれを発見しなければ解明しなかった事実。まさに奇跡です。

その後僕が調べたところによると、某アウトドアブランドのタグの刺繍糸の色がブラックではなくブラウンであることや、スライダーの形状、使用されている生地などから、70年代末期〜80年代前半に多くリリースされていたモデルを原型にリプロダクトしたものだと推測できました。

70年代末期〜80年代の某アウトドアメーカーのバックパックは、現代でもたまにお目にかかることができ、古着屋やネットオークションで発見したとしても、ヴィンテージ値段ではなくそこそこ安価で入手することができます。

これらの情報を元に、当時のバッグパックをいくつか買い集めてみたんですが、正直あまり良いつくりとは言えませんでした。裏地はないわ、断ち切り部分が切りっぱなしだから経年劣化でホツレまくってるし、ショルダーストラップもペラペラで、耐久性が良いとはとても言えない。

実は、HEADGOONIEからここまで本格的なバッグパックのリリースは初なんです。
いつもの縫製工場で、服の延長線上としてつくれるショルダーバッグや、ミニバッグやトート的なものは何度かやりましたが、本格派のアウトドアバッグパックは、やはりちゃんとしたバッグ工場に頼まないことにはつくれない。
今回はSAYAKACHANの協力もあり、THE DOORS/RESさんに製作を依頼することができました。
RESさんは、PHINGERINやTEARS OF SWAN他、名のあるストリートブランドのアイテムを数多く手掛けています。
オリジナルのRESもすごいハイクオリティー。ここに依頼することができるのであれば、30年前の不具合を改善し、見た目はそのままに現代の技術を駆使したものができるのでは、というところから製作が開始されました。

前置きが長くなりましたが、バージョンアップされた細部ディテールを見てください。

俯瞰から見た目は、ほぼズバリ劇中のまんま。
あのタグもそのまんますぎてアレですが、色も織り方もそのまま再現。
YKKのスライダーもズバリのものをチョイス。

現物は裏地が付かないのですが、耐久性を持たせるためにヘビーウェイトナイロンで裏地を設置。
バッグ内部にRES製を示すプリントネームが付きます。
ノートPCホルダーも設置しました。毎日マックブックを持ち歩く僕にとってはマストなディテール。PCのみならず、本や書類などを他のモノと分けて入れることができるこの二重構造は非常に便利です。

背中に当たる部分には、低反発素材が内蔵されていて、背中にかかる負担を軽減してくれます。
なんかゴツゴツするモノを入れてたとしてもこれがあるから背中が痛くならない。

そして、マーティン氏の証言にもあった、あとから取り付けられたという謎のリング。

これ、なんのために付けたんですかね。劇中でも特に使わなかったけど。

劇中はこのように、あきらかな手縫いでつけられています。
最初はここもこのような簡単な手縫いでつけてまったく同じく再現しようと思ったんですが、
このリュックを背負って、5〜7歳くらいの子供の前に立つと、100%の確率でここを掴んでブラ下がってきます。100%です。
手縫いでは心許ないので、しっかりミシンで押さえることにしました。小さな子供にならブラ下がられてもこれで大丈夫。
使い勝手としては、カラビナ等でカギなどを下げてもいいかもしれませんね。

ショルダーストラップはかなりしっかりしています。
外側にはプレートを内蔵し、重い荷物を入れたときに安定してくれます。
内側には背中部分と同じく低反発素材が内蔵されており、肩にかかる負担を軽減してくれます。

ここにミニリングがあるのも現物通り。海辺のレストランで身を乗り出したときにこれの存在を確認することができます。

この雨除けの内側、おそらく現物は何もないと思います。
しかしRESさんからの提案で、構造的にここに隠しポケットを設けることができるということだったので、マジックテープ構造の隠しポケットを設置しました。
メインのバッグ以外にもサイドのスライダー型ポケットとこれがあることで、収納がかなり便利。
僕はペットボトルの水など頻繁に出し入れするモノ入れに使っています。

着用例。


高さ45cm x ワイド40cm x 厚さ16cmでかなりの容量あり。
大人が背負って、ちょうどデータがデカく背負ってたあの感じになってくれます。
これだけ容量があれば2〜3泊の小旅行ならメインバッグとして十分機能します。

データコートとの相性は言わずもがなですが、普通にタウンユースのデイパックとして高い機能性を発揮してくれます。
黄色ってのがいいですよね。シンプルなコーディネートでもこれ1つ差し込むことで全体をグっとPOPでかわいく仕上げてくれます。
それに黄色って、ネイビーとの相性がとても良い。HEADGOONIEの藍染系ウエアとの組み合わせが最高です。

僕はサンプルを一足先に使わせてもらっていて、
ちょうど昨日これを背負って、フォースを高めに高尾山に登頂してきたのでそのときの写真でも。

ネイビーやダークグリーン系のシブイ色に、真逆の黄色がハマるんです。
マルチボーダーとの組み合わせが最高完璧。藍染ナイロンとの相性もいいし、18SSナイロンシリーズと合わせていくととても楽しいです。

データコート所有者様にはぜひ入手してほしいアイテムですが、映画関係なくともメイドインジャパンの大容量デイパックとして日々のコーディネートのアクセントとしても最高です。

大阪WARPには3/20に入荷します。お近くの方はぜひ店頭でチェックしてください。
札幌A.doreは改装中なので、リニューアル後の4月上旬入荷になります。お待ちください。

しかし、パロディ部分のタグがあまりにもアレですから、あまり長い期間WEBSHOPにアップしておくのはヤバそうなんで、オフィシャルWEBSHOPでは短期間限定販売とさせていただきます。
ほぼ展示会ご予約で埋まってしまったため、数もあまりありません。お早めのご注文をお勧めします。入荷していますので、すぐに出荷できます。

HEADGOONIEから初の本格派バッグパックであること、30ウン年の時を経て現代に蘇った伝説のディテールであることなどなど踏まえ、ぜひ入手して現物を体感してもらいたい逸品です。
WEBSHOP&取扱店にて販売を開始しました。よろしくお願いいたします。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/