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1985冒険バックパック

1985 ADVENTURE BACKPACK
https://headgoonie.com/items/5aaf74e2a6e6ee4289000818

 

時は1985年、あの冒険映画で発明少年が背負っていてたデカくて黄色くてインパクト抜群のバックパック、33年の時を経てついに具現化することに成功しました。

映画を見返してみると、ダイナマイトを入れたり、結構重要な役割をするこのバックパック。
一見で説明不要ですが、某有名アウトドアブランド製です。

このバッグパックについての通説は2つあり。

あの映画って、実は劇中に登場するモノで広告になっているモノが結構あるんです。
有名なのが最後のピザハット。よく考えるとあのシーンでなんでピザ?ですよね。あれはどうやら広告みたいです。
このバッグもそんな広告の一環だったらしく、通説の一つは、当時普通に売っていたモノをそのまま使ったという説。

もう一つは、映画のために某アウトドアメーカーがオリジナルでつくったという説。
ずっとこの2つの説が風説として流れていましたが、2015年、映画関係者?のジョン・ボーマン氏という方が、自身のストックの中からこのバッグを発見。
SNSかメールかわからないけど、何かの手段で当時このバッグの製作を担当したマーティン・ゼミット氏という方にアクセスしたところ、このような返答があった。

「私は、与えられたスペックに従ってバッグパックを設計しました。大きなO型リングが、あとからショルダーストラップに取り付けられた。私のつくったバッグをフィルム上で観られるなんて、今でも信じられないよ。しかし小さな俳優さんには、ちょっと大きかったかもね」

上映から30年後、これらの証言から、このバッグパックが映画のためにオリジナルでつくられたものであることが証明されたんです。ジョンさんがクローゼットの整理をしてこれを発見しなければ解明しなかった事実。まさに奇跡です。

その後僕が調べたところによると、某アウトドアブランドのタグの刺繍糸の色がブラックではなくブラウンであることや、スライダーの形状、使用されている生地などから、70年代末期〜80年代前半に多くリリースされていたモデルを原型にリプロダクトしたものだと推測できました。

70年代末期〜80年代の某アウトドアメーカーのバックパックは、現代でもたまにお目にかかることができ、古着屋やネットオークションで発見したとしても、ヴィンテージ値段ではなくそこそこ安価で入手することができます。

これらの情報を元に、当時のバッグパックをいくつか買い集めてみたんですが、正直あまり良いつくりとは言えませんでした。裏地はないわ、断ち切り部分が切りっぱなしだから経年劣化でホツレまくってるし、ショルダーストラップもペラペラで、耐久性が良いとはとても言えない。

実は、HEADGOONIEからここまで本格的なバッグパックのリリースは初なんです。
いつもの縫製工場で、服の延長線上としてつくれるショルダーバッグや、ミニバッグやトート的なものは何度かやりましたが、本格派のアウトドアバッグパックは、やはりちゃんとしたバッグ工場に頼まないことにはつくれない。
今回はSAYAKACHANの協力もあり、THE DOORS/RESさんに製作を依頼することができました。
RESさんは、PHINGERINやTEARS OF SWAN他、名のあるストリートブランドのアイテムを数多く手掛けています。
オリジナルのRESもすごいハイクオリティー。ここに依頼することができるのであれば、30年前の不具合を改善し、見た目はそのままに現代の技術を駆使したものができるのでは、というところから製作が開始されました。

前置きが長くなりましたが、バージョンアップされた細部ディテールを見てください。

俯瞰から見た目は、ほぼズバリ劇中のまんま。
あのタグもそのまんますぎてアレですが、色も織り方もそのまま再現。
YKKのスライダーもズバリのものをチョイス。

現物は裏地が付かないのですが、耐久性を持たせるためにヘビーウェイトナイロンで裏地を設置。
バッグ内部にRES製を示すプリントネームが付きます。
ノートPCホルダーも設置しました。毎日マックブックを持ち歩く僕にとってはマストなディテール。PCのみならず、本や書類などを他のモノと分けて入れることができるこの二重構造は非常に便利です。

背中に当たる部分には、低反発素材が内蔵されていて、背中にかかる負担を軽減してくれます。
なんかゴツゴツするモノを入れてたとしてもこれがあるから背中が痛くならない。

そして、マーティン氏の証言にもあった、あとから取り付けられたという謎のリング。

これ、なんのために付けたんですかね。劇中でも特に使わなかったけど。

劇中はこのように、あきらかな手縫いでつけられています。
最初はここもこのような簡単な手縫いでつけてまったく同じく再現しようと思ったんですが、
このリュックを背負って、5〜7歳くらいの子供の前に立つと、100%の確率でここを掴んでブラ下がってきます。100%です。
手縫いでは心許ないので、しっかりミシンで押さえることにしました。小さな子供にならブラ下がられてもこれで大丈夫。
使い勝手としては、カラビナ等でカギなどを下げてもいいかもしれませんね。

ショルダーストラップはかなりしっかりしています。
外側にはプレートを内蔵し、重い荷物を入れたときに安定してくれます。
内側には背中部分と同じく低反発素材が内蔵されており、肩にかかる負担を軽減してくれます。

ここにミニリングがあるのも現物通り。海辺のレストランで身を乗り出したときにこれの存在を確認することができます。

この雨除けの内側、おそらく現物は何もないと思います。
しかしRESさんからの提案で、構造的にここに隠しポケットを設けることができるということだったので、マジックテープ構造の隠しポケットを設置しました。
メインのバッグ以外にもサイドのスライダー型ポケットとこれがあることで、収納がかなり便利。
僕はペットボトルの水など頻繁に出し入れするモノ入れに使っています。

着用例。


高さ45cm x ワイド40cm x 厚さ16cmでかなりの容量あり。
大人が背負って、ちょうどデータがデカく背負ってたあの感じになってくれます。
これだけ容量があれば2〜3泊の小旅行ならメインバッグとして十分機能します。

データコートとの相性は言わずもがなですが、普通にタウンユースのデイパックとして高い機能性を発揮してくれます。
黄色ってのがいいですよね。シンプルなコーディネートでもこれ1つ差し込むことで全体をグっとPOPでかわいく仕上げてくれます。
それに黄色って、ネイビーとの相性がとても良い。HEADGOONIEの藍染系ウエアとの組み合わせが最高です。

僕はサンプルを一足先に使わせてもらっていて、
ちょうど昨日これを背負って、フォースを高めに高尾山に登頂してきたのでそのときの写真でも。

ネイビーやダークグリーン系のシブイ色に、真逆の黄色がハマるんです。
マルチボーダーとの組み合わせが最高完璧。藍染ナイロンとの相性もいいし、18SSナイロンシリーズと合わせていくととても楽しいです。

データコート所有者様にはぜひ入手してほしいアイテムですが、映画関係なくともメイドインジャパンの大容量デイパックとして日々のコーディネートのアクセントとしても最高です。

大阪WARPには3/20に入荷します。お近くの方はぜひ店頭でチェックしてください。
札幌A.doreは改装中なので、リニューアル後の4月上旬入荷になります。お待ちください。

しかし、パロディ部分のタグがあまりにもアレですから、あまり長い期間WEBSHOPにアップしておくのはヤバそうなんで、オフィシャルWEBSHOPでは短期間限定販売とさせていただきます。
ほぼ展示会ご予約で埋まってしまったため、数もあまりありません。お早めのご注文をお勧めします。入荷していますので、すぐに出荷できます。

HEADGOONIEから初の本格派バッグパックであること、30ウン年の時を経て現代に蘇った伝説のディテールであることなどなど踏まえ、ぜひ入手して現物を体感してもらいたい逸品です。
WEBSHOP&取扱店にて販売を開始しました。よろしくお願いいたします。

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/