月別アーカイブ: 2017年11月

17AW meets 18SSでHEADGOONIEの新境地コーディネートが完成。カタログ配布開始は12月中旬予定。

17AWのヘビーアウターデリバリーも、冒険ジャケットでひと段落。

オフィシャルWEBSHOPではサイズ欠けも出始めていますが、引き続き大好評発売中です。

入手してくれた方はぜひ  #headgoonie で感想を聞かせてください。

 

12月はハイコンディション別注のレザーベルトと、17AW最後の砦トレジャーハンター4の

リリースがあって17AWは閉幕。ぜひ引き続きWEBSHOPをチェックしていてください。

 

年末年始のお休みを挟み、18SSは早速1月からデリバリーが開始されます。

現在最終調整中で、展示会で展示されていたサンプルを僕が実際に着たりはいたりして、

やっぱりウエストをもうちょい伸ばそうとか、股上を直そう、ここのボタンいらないかも?

などなど、最終的なディテール調整をしています。

 

長く着れて着心地の良いモノで、軽くて機能性が高い、というコンセプトはそのままに、

リップストップやヘビーツイルなど、ナイロンを駆使したアイテムが多々リリースされます。

僕自身、しばらく麻とか自然素材しか着てなかったから、ここにきてナイロンを着るのが

とても新鮮で気分がいい。

90s後期な要素を取り入れながら、あの時代を知る人には懐かしくもあり、知らない世代には

新しい。それでいて、これがまた17AWのアウターたちとの相性がとても良い。

年明けから18SSアイテムをプラスしていくと、

HEADGOONIEの新境地コーディネートが楽しめるシカケになっています。

各アイテムの詳細ディテールはまた各デリバリー時にブログ等でお知らせしていきます。

ご期待ください。

 

18SSのカタログ送付希望をたくさんいただいていますが、すみません、、今こちらにストックが

もうなくて、今追加印刷をしています。12月中旬頃上がってくるそうなので、

その頃から配布開始いたします。しばしお待ちください。

 

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/

 

 

 

 

11/27(月)はショールーム営業の代休でスタジオお休みをいただきます。この間いただいた通販は28(火)〜出荷いたします。

 

11/25, 11/26用賀ショールーム年内最後の営業、たくさんのご来店をいただき本当にありがとうございました!

週末のレギュラー営業は年内これでおしまいですが、12月も平日ご予約はやってますので、

ご試着希望があれば12月は平日ご予約にてご利用ください。

HEADGOONIE SHOWROOM
http://headgoonie.jp/showroom/

 

明日、27日(月)は代休でスタジオお休みをいただきます。

この間いただきました通販は、28日(火)〜の出荷になりますがご了承ください。

 

HEADGOONIE
大八木未来

https://headgoonie.com/

11/25(土)、11/26(日) 12:00~19:00で用賀ショールーム営業します。17AW新作アウターぜひご試着ください。

 

用賀ヘッドグーニーショールーム、今週末25日(土)、26日(日)の2日間、

12:00〜19:00で営業します。

12月はレギュラー営業お休みする予定ですので、これが年内最後の営業になります。

(平日ご予約は引き続き受付いたします)

 

冒険ジャケットで、17AWのヘビーアウターはすべて出揃いました。

特に冒険ジャケットは中綿もある分、サイズ感が掴みづらいと思いますので、

ぜひこの機会に実物をご試着ください。

 

大阪WARPには11/24(金)に入荷済み、札幌A.doreには11/25(土)に入荷します。

お近くの方はぜひ店頭にてご試着ください。

(MA-1、冒険ジャケットは高円寺マッドセクションへの入荷はありません。

ご試着は今週末の用賀ショールームをご利用ください)

 

データコートとモヘア、藍染ナイロンパンツ&CAP以外はまだ18SSサンプルも展示中。

今週末までご予約受付可能です。こちらもぜひ実物をお試しください。

 

あとちょっとだけキズのあるB品など、少々ですが今週末2日間限定で店頭出します。

2日間とも僕大八木が店番します。(大きいテーブル出して仕事しながらやってますんで

あんまりキレイな状態ではないですがご了承を)

お時間ありましたらぜひともご利用ください。よろしくお願いいたします。

 

HEADGOONIE
大八木未来

 

HEADGOONIE SHOWROOM
東京都世田谷区用賀2-37-5-2F
田園都市線用賀駅・東口徒歩1分以内
(ラーメンシビア2F)
12:00〜19:00

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET / CHAPTER TWO「限界まで軽量化を計った軽くて暖かい唯一無二のスーパーライト・ヘビーアウター」

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET

https://headgoonie.com/items/5a154849ed05e60f8f00190d

 

 

1984年にスピルバーグがしかけ、30年の時を経て、ショーン・アスティン氏がその紐を解いた
冒険ジャケットの製作秘話はこちらのCHAPTER ONEをご覧ください。

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET / CHAPTER ONE「冒険ジャケットを巡るいくつかの証言とその証拠」

 

 

1951年に開発されたアメリカ陸軍冬期用フィールドジャケットM-51をベースに、
ついに具現化に成功した1985 ADVENTURE MILITARY JACKET 通称 ”冒険ジャケット”。

 

何度かこのブログでも書いていますが、僕、ズシリと重いアウターが本当にニガテなんです。
「処刑人」に憧れてアメ横で買ったPコートなんて、これ何、鉛でも入ってんの?ってほど重くて、
半日も着てると疲れてしまうし、革ジャンもスタジャンも、それなりのやつを買うとズッシリ重くて、結局数回ほどしか着ないでお蔵入り。暑くて脱いで手に持ったとき、ただの重い荷物になってしまうのもすごい嫌なんです。

そういう性格なもので、ブランド立ち上げ当初から、HEADGOONIEでアウターをつくるのであれば、とにかくまず第一に、”軽い”ということ。これを何より大事なコンセプトとして掲げています。

 

 

そして今回パターンのベースにするため参考に買い集めたM-51フィールドジャケット。
これも重い!
1枚地なのに、生地がめっちゃ地厚でゴツくて硬くて、ズッシリとしてる。僕の嫌いなやつだ、、。

 

まず改善すべきはこのズシリ系表地。
僕がこの代替としてチョイスしたのは、堅牢で耐久のあるミリタリーオックス生地でありながら、
ナイロンが混紡された特殊素材。

文章では言い表しづらいですが、シャツ生地以上ジャケット生地未満くらいの厚さと言いましょうか。
シャツジャケットくらい?と言いますか、とにかく厚すぎず、薄すぎずの絶妙な厚さのセージグリーンオックスで、
しかもナイロンを30%混紡することにより、めちゃ軽い。
頑丈で見た目完璧ミリタリージャケットなのに、薄くて軽い。はっきり言って完璧。

オリジナルのM-51は、基本的には中綿は入らないらしく、取り外し式の専用のウールライナーをつけていたらしい。
肩のエポーレットや、無駄と思われるディテール、面倒なライナー式はすべて排除。
ここからはオリジナルディテールとして中綿入り裏地を構築。

”冒険ジャケット”の名の通り、せっかくなんで、裏地にはオリジナルプリントを施しました。

 

こちらもとにかく軽量化。薄くて軽くて肌触りの良いポリエステル生地を、いつもの京都の某染工場に持ち込み、昔ながらの手捺染でオリジナルファブリックを作成します。

 

オリジナルイラストレーション手捺染メイドイン京都の最高級生地を、外からは一切見えない裏地に使うなんてなんとも贅沢。

完成した生地を広島ネバーランドファクトリーに持ち込み、組み上げたのがこちら。

 

 

縫製後、最後にバイオウォッシュを施し、全体に柔軟をかけ、さらに着心地良く仕上げています。
同時に、非常〜に味わい深いヴィンテージ感を演出してくれます。
見た目重厚感のあるヘビーアウターなのに、これがめちゃ軽いスーパーライトアウターなんて、
まさにHEADGOONIEならではな唯一無二な1着に仕上げることに成功しました。

京都で捺染した裏地はこんな風に仕上がりました。

 

ブワっと肉厚でボリューム満点の中綿。これだけ入ってれば保温性バツグン。
でもこれも特殊なポリステル素材の中綿を採用しているため、ズシリ感がまったくない。めちゃ軽です。

BMX、洞窟、丸太橋、ツリーハウス、空飛ぶ海賊船、パチンコ、妖精、魔法の本etc…
「80年代冒険映画あるある」がちりばめられています。

ライトクリーム生地にダークブラウン捺染は貴賓があって、無骨で荒々しい印象のミリタリージャケットをハイエンドに仕上げてくれています。

 

注目して欲しいのは、細部にちりばめられたこだわりのディテールたち。

一見ただのフラップに見えて、裏返すとフラップポケットはすべてダブルフラップ仕様。
そしてこのダークブラウンのボタンは、すべて80年代当時のヴィンテージボタンを採用しています。

 

 

水かきのようにかなり広いフラップは広げるとラッパのように広がり、楽しい袖口ディテールを演出してくれます。

閉じると、

こんな感じでバルーンぽくなり、これもかわいい。

ムネポケットは片側マチ付型を採用。内容量もあり使い勝手も良く、見た目もいい。

ムネの”GOONIES”パッチはマジックテープで取り外し可能。
“HEADGOONIE”じゃなく、ここは現物に忠実にズバリ”GOONIES”って書いてあるんで、
念のため、取り外し式にしときました。もし何かやばそうな人に言われたら、古着屋で見つけたワッペンを自分で取り付けたってことにしてください。

 

バックスタイル。
腰部分に一直線に伸びる2本ステッチは、中綿がズレてこないよう押さえる役割をするディテールですが、シンプルなバックスタイルの良いアクセントになっていて、見た目もとても良いです。

着用例。

 

182cm/65kgで、Mサイズを着用しています。
この撮影時、サンプルMしかなかったんでMを着ましたが、中綿がある分僕にはちょっとMでは苦しい。
本番はいつも通り、XLを買う予定です。

でも見た目は、そんな小さく見えないですよね?
それは着丈を長めにとっているから、そう見えるんだと思います。
グーニーズの面々が、大人用のジャケットをガバっと大きめにはおっている感じを演出するため、
着丈は若干長めに設定しています。
身幅・肩幅・袖幅も広めにとってあるんですが、中綿がある分、プラマイゼロ。
サイズ選びは特に難しく考えず、いつも着ているサイズをチョイスすれば間違いないと思います。

古着のミリタリージャケットって、特に米軍のは身幅・肩幅がズドーンっとでかくて、日本人が着ると
なんかしょーもないシルエットになってしまいがちですが、
身幅・袖幅・肩幅には十分余裕ある寸法を設けながらも、いわゆるブルゾン型にパターンをシェイプしているため、
普段使いできるブルゾンジャケットとして、日々のストリートコーディネートに違和感なく溶け込みます。

 

カタログに出ていたこの写真。

 

フランスの友人、ジョーダンにモデルをしてもらいました。

今年の春に日本に遊びに来ていたジョーダンは、この冒険ジャケットのサンプルXLサイズを買って帰りました。
いつもMを着ているジョーダンが、なんで? なんでXLなの? と聞いたら、
グーニーズのメンバーのように、大人用をダボっと着てるように着たいからさ、と言っていました。
ジョーダンのように、あえて大きめをチョイスして、子供大人な着方をするのもシブイと思います。参考までに。

いつもの自撮り画像ですみませんが、

 

これなぜか海賊ボーダーにめちゃ合うんですよね。藍染コーデュロイパンツとも相性も良し。
いろいろ試行錯誤した甲斐があって、コテコテのミリタリー感はなく、普段着コーディネートにめっちゃ普通に溶け込みます。
こういうの1着持っておくと、使い勝手が良く、いろんなコーディネートを楽しめると思います。
来年からデリバリーがはじまる18SSのアイテムとの組み合わせもやばそう。特にデータリュックとかマルチボーダーニットあたりとめっちゃ合いそうで今から楽しみすぎる。

 

生地の製作から手捺染、縫製、加工に至るすべての製造工程を日本国内で行ったメイドインジャパンの一級品です。
WEBSHOP、各地取扱店にて販売を開始しました。
よろしくお願いいたします。

 

HEADGOONIE
大八木未来

 

https://headgoonie.com/

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET / CHAPTER ONE「冒険ジャケットを巡るいくつかの証言とその証拠」

1985 ADVENTURE MILITARY JACKET

https://headgoonie.com/items/5a154849ed05e60f8f00190d

 

僕がこのジャケットの存在を知ったのは、今から遡ること17年前。

VHSの時代が終わり、DVDなるものが登場したときのことでした。
Blue-ray誕生前夜、こんなにキレイな映像で映画が観れるのか! と驚いたのを今でも憶えています。

2001年11月2日。
『グーニーズ』のDVDが発売され、特典映像として収録されていたメイキング映像で、
このスタッフ用ジャケットにはじめて出会いました。

ブランド名の由来となった”HEADGOONIE”がプリントされたCAPも、この特典映像で登場します(1秒くらいですが)。

特典映像のラストで、とてもステキなコメントをしているリチャード・ドナー監督。
監督がそのとき着ていたのが、ムネにGOONIESのパッチをつけたミリタリージャケットでした。

よーく見ると、カメラマンやスタッフも数人同じようなのを着ている。これはスタッフだけに配られた撮影クルー用ジャケットなんだということはすぐに想像がつきました。
一般販売されていない、スタッフだけに配られたモノって、男の子にはグっときてしまうんです。
いつか、いつか時期が来たら、これをモチーフにしたジャケットをつくりたいな〜と妄想しつつ、時は流れました。

確か、、2〜3年前だったと思います。
Facebookに、『グーニーズ』の撮影に同行していたというカメラマンが現れ、見たことないバックステージ写真をバンバンアップしはじめました。撮影中の舞台裏だけではなく、マウイで開かれた伝説の打ち上げパーティー”GOONIES in HAWAIIAN”の初見の写真までアップされるもんだから僕にはもうたまりません。

その中の1枚に、こんな写真がありました。

撮影クルーと、グーニーズの面々が楽しそうに写る舞台裏。

なんてこった、このジャケットが配られたのは、撮影クルーだけじゃなかったんだ。出演者にも配られていたなんて。
2001年、このジャケットを初めてみたときの記憶が蘇ってきて、今こそこれをつくろう!と思いました。

よく見ると、全員同じジャケットを着ているようで、微妙に形状が違う。マウスが着ているのは、ストリートシーンでもお馴染みの立ち襟型のM-65モデルですが、ステファニーやデータが着ているのにはエリがある。ポケットの形状も若干違うように見える。

さらによーく見ると、右にいるオバチャンの着ている黒いシャツ?ニット?の袖にも、”GOONIES”のパッチが付いています。
ミリタリージャケット、HEADGOONIE CAPだけじゃなく、GOONIESパッチが付いた色んな服がスタッフ・出演者に支給されたんだろうか?

 

これに気づいたとき、”あの人”の言葉を思い出しました。

数年前、ハリウッドコレクターズコンベンションのために来日した、マイキー役ショーン・アスティン氏。

僕らにとっては完全にマイキー先輩ですが、『ロードオブサリング』のサムでもあり、
最近では『ストレンジャーシングス2』のスーパーヒーロー、ボブとして最高の演技を見せてくれました。

直接お話させてもらう機会があり、HEADGOONIE CAPにサインをもらいました。家宝です。

 

 

このとき、水戸グーニーズの大地くんがご本人に質問。
「このHEADGOONIE CAPというのは一体何なんですか?」と聞きました。

するとショーン氏は、
「スピルバーグは、日本の言葉でいうと”オタク”なんだ。頼まれてもいないのに、自腹で勝手にグッズを作ってきて、スタッフや出演者に配るのが好きなんだ。”HEADGOONIE”とは、自分がこの映画の”HEAD”であることを誇示するために作ってきて、かぶっていたんだ」と答えてくれました。

 

そういえば、先日の18SS展示会でもつくったこれ。

 

レイダースのCAP。こんなの売ってないけど、撮影中に自分で(もしくはスタッフも?)かぶってたみたいで、インタビューやこういうバックステージ写真でチラっとだけ見せてくる。
間違いない、確信犯だ。こういう、スタッフしか持ってない非売品に男の子がグっと来てしまうのをスピルバーグはとうの昔にわかっていて、確信犯でやってるんだ。

 

1984年、グーニーズ撮影時のアストリアは寒かった。

ここからは推測でしかありませんが、スピルバーグがアストリアのその辺の古着屋で適当にフィールドジャケットを買い集めた。
だいたい似たような形状のものをザっと買い集めたので、M-65タイプだけではなく他のタイプも混じった。ムネに”GOONIES”のパッチを縫い付けて、スタッフ・出演者に配った、、のではないだろうか。

 

前置きが長くなりましたが、ショーン・アスティン氏から直接伺ったスピルバーグのステキなエピソードと、そこからの妄想で具現化したのが、この1985 ADVENTURE MILITARY JACKET 通称”冒険ジャケット”なんです。

 

2015年といえば、バックトゥザフューチャー30周年。”あの未来”と同じ年代ということで、BTTFは世界中で話題になりましたが、2015年はグーニーズも30周年なんです。
日本ではまったく話題にはなりませんでしたが、現地アストリアはそれなりに盛り上がったようで、こんな本が出版されました。

熱狂的グーニーズファンのゆきえちゃんが、記念すべきアニヴァーサリーイヤーに現地を訪れ、お土産に買ってきてくれた30周年記念本。
中はモノクロなんですが、見たことのない写真満載で、ファンにはたまらない内容になっています。
そしてこの本の中に、このミリタリージャケットの正体を解明するための”重要なカギ”が隠されていたのです。

 

とにかくバックステージ写真満載のこの本には、このミリタリージャケットを着たグーニーズの面々の写真がたくさん掲載されていました。

チャンクも着てる! 画質が悪くて判別しづらいですが、これはドナー監督と同じM-65っぽい。

 

マイキーももちろん着てる。けど、後ろ向きなのでディテールまでよくわからない。

 

アンディがこのジャケットを着ている写真は数枚存在するのですが、全部マフラーをしてるので、肝心なエリ周りの判別が付かない。

 

マウス。お? エリがあるかも?

 

そして、データ。

完璧に大きいエリがある! この写真が、M-65ではないという決定的証拠になりました。

 

Supremeをはじめ、90年代ストリートブランドが数多くリリースし、ストリートシーンではもはやお馴染みとなったM-65ミリタリージャケット。

個人的なあれですみませんが、僕、M-65ってあんまし好きじゃないんですよね。。
あの立ち襟型と、肩のエポーレットがちょっとあれで、ストリートのド定番中のド定番アイテムなのに、今まで一度も着たことがありません。

この冒険ジャケットを作るのに、17年間も二の足を踏んでいたのは、ベースとなっているのが僕の嫌いなM-65だと思い込んでいたからだと思います。

しかし、この写真を見る限り、ちゃんとしたエリがあり、立ち襟じゃない。
ジャングルシャツや、B.D.Uに近いような形状にも見える。
これを原型にすれば、普段使いできるミリタリーブルゾンとしての冒険ジャケットをつくれるかもしれない。

 

ミリタリーには正直そこまで詳しくないもので、
図書館にいってこのテの本を読みあさったり、エイ出版のこれ系を買い漁ったりして数ヶ月。

どうやら、M-65誕生以前、1950年代の開発された、M-51というタイプのミリタリージャケットであることが判明。

すぐにミリタリー系に強い古着屋の友人にお願いして、実物を何着が仕入れてもらい、購入しました。たぶん、、7〜8着は買ったと思いますが、その中でもわかりやすいのがこれ。

ボディやポケットのレイアウトはM-65に近いけど、袖やエリの形状がまったくの別物。

M-51は、アメリカ陸軍の冬期用フィールドジャケットで、1951年に開発され、1960年代初頭まで生産されていたらしい。

M-43にも似ているな、と思ったら、どうやらM-43を原型にその意匠を継ぐかたちで開発されたものらしく、このディテールは60年代以降はM-65に受け継がれていくらしい。

その後、90年代ストリートブランドがM-65をベースにしたウエアを多くつくっていたため、M-65はストリートシーンに残りましたが、このM-51は歴史に埋もれてしまい、今や忘れ去られた存在となってしまったようです。

でも僕はM-65より、エリのあるこっちのが断然好き。エポーレットや無駄なディテールを排除して、これを原型にすれば、きっとステキな冒険ジャケットがつくれる。

スピルバーグが僕らにシカケた罠に見事にハマり、ショーンアスティンが30年の時を経てその紐を解き、ついに、あの憧れの冒険ジャケットの具現化に至ることになりました。

 

、、、またしても長くなってしまったので、、続きます。

 

… to be continued→

 

HEADGOONIE
大八木未来

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