四代目・時間旅行者用ボンバージャケット詳細ディテールと過去3作との違い

1985 TIMETRAVELERS BOMBER JACKET
https://www.headgoonie.com/items/5bc82c8da6e6ee65fd000404

ついに完成した四代目パーフェクトレプリカボンバージャケット。

過去3作と比べ、具体的にどこがどう変わったのか?
を、駆け足で簡単にご説明します。

2002年につくった(ほぼただのジージャン)似て非なるものを除くと、
過去にリリースしたボンバージャケットは3作。
1作目は2007年にリリースしているようです。

それが、これ。

確か、、出回ったばかりのDVDを買って研究したような、、。
そうこの時代、ブルーレイはおろか、DVDも一般に広くは普及していなかったのです。

HEADGOONIEの前身ブランドEmmettBrown(エメットブラウン)の立ち上げが2001年。
ブランド立ち上げ当初からいつかはこのジャケットをつくりたい! と思っていたけど、
当時はまだDVDすら存在していないVHSの世界。
(DVDの歴史を調べると、一般に広くDVDが普及したのは2005年頃とある)

普及したばかりのDVDプレーヤーを購入して、それで見てとれる限り解析した記憶があります。

裏地はペイズリー(しかも単色)だけだし、デニム色が移染しないようポリ生地が使われている。
デニムも濃淡あるだけで普通のあや織りデニムをつかっている。
ディテールもかなり違う。
けども、2005年て、テレビもまだブラウン官じゃないだろうか。
その解像度で解析したにしては、十分なものができているんじゃないかと思います。

そして、2012年頃。
ブルーレイを手に入れた僕は、2作目を製作します。
それがこちら。

身頃のデニムはオックスデニムになり、ディテールもかなり直されました。
ペイズリーも3色構成になり、オーバーダイ(あとから薄っすらブラウンに染める)という技術を身につけ、裏地が映画のようにほんのり汚れました。
(ペイズリーはまだ一方方向を向いています)

大きく変更が加えられた点はここ。

まだデッサン画の旧バージョンですが、前身頃にムービースター柄が搭載されました。
後ろ裏地はまだペイズリーのまま。

そして、ついに迎えた2015年。
『ティーンビートマガジン』の実物を入手したことにより、
3作目の製作が開始。
記念すべきタイムトラベル年に誕生したのが、この3作目です。

表側のデニムは、、ひょっとしたら2作目と一緒かもしれない。
どちらかというと大きく進化したのは裏地。

ペイズリーはブルーレイ映像でさらに解析され、個々が不規則に回転したバージョンに。

背中裏地には、(信ぴょう性はともかく)非常にロマンあふれるエピソードを踏襲して、
フットボーラーが配置。

『ティーンビートマガジン』の実物を入手することに成功し、高解像度(とはいえ80年代の印刷なのでたかがしれていましたが)
で裏地を解析し、ムービースターファブリックをバージョンアップ。
角度やシルエットから、マーロンブランドやマリリンモンローの存在を発見し、再現。

2015年も過ぎたし、もうこれ以上はやらないつもりでしたが、、。
あれから3年。
自分でも、見返しの裏の色、間違えてたな、、とか、裾ゴム部分の幅も違ってたな、とか、
あとから冷静になると見落としていた部分が多々あることに気づき、
なんだかモヤモヤしていたある日、

用賀のショールームに、”正解”に近いこのボンバージャケットが出現。
(BTTFマニア仲間のMさんが発見し、わざわざ届けてくれたのです)

こいつがあって、僕がこの3年間で気づいた反省点を加味すれば、ひょっとしたら
前作を上回るものをつくれるかもしれない。。

詳しいことは飛ばしますので、さらに詳しく知りたい方はこちらのブログも見てみてください。
「時間旅行者用ボンバージャケットこれまでの製作の流れ、色についてを中心にざっと」http://headgooniebookstore.jp/blog/bomberjktnews_1/

そうしてはじまった4作目の製作。
(製作過程はまた改めてブログに書きます、お待ちください)

まず、過去3作と大きく一番違う点は、カタチです。

過去3作は、”レプリカ”といえど、洋服のブランドがつくるアウターなので、
ある程度普段着として使えるものでなければいけない、という点から、
現代でも着やすいように、シルエットを大幅に修正していました。
着丈を伸ばし、身幅をシャープにし、現代のファッションにもある程度溶け込むように
調整していました。

しかし時は流れ、80sファッションはリバイバルではなく完全に現代に定着しました。
ケミカルウォッシュのデニムにTシャツをインして赤いルージュの女の子が平気で歩いている現代、今なら、”あの日のシルエット”のまま作っても、受け入れてもらえるのではないだろうか。

そして完成したのが、今作四代目。

たとえば、Lサイズの詳細寸法を見てください。
L 胸囲128cm(半身64cm) 肩幅54.5cm 袖幅25cm 着丈62cm 裾幅86cm(半身43cm) 袖丈62cm 袖口幅14cm

身幅64cmに対して、着丈62cm!
ほぼボックス型。袖幅/アームホールも25cmとかなりワイド。

はっきり言ってとてもヘンなシルエット。10年前だったら絶対に受け入れてもらえないけど、
今ならこの絶妙なワイドシルエットが今また新しい。

実際に、映画関係なく「何だか今っぽくてかわいいから」という理由でこのボンバージャケットを買ってくれた若い子達も多いです。

すっごい細かい点ですが、前作まではエリで身頃を挟むような縫製方法だったのですが、
今作から、身頃でエリを挟む縫製方法に変更になっています(劇中に合わせています)

ちょっと”色”については長くなりそうなので、別ブログに後日改めて掲載するとして、

裾のドットボタンが1個になり、ゴム幅も狭くなり中心ステッチも1本に。
これによって、背中に”あのカーブ”が現れます。

某ブランドの三角形ネームを外した跡もあり。これは劇中ではもうちょい薄いんですが、
工程上、ちょい濃いめに残ってしまいますがご了承ください。まあデニムなんでだんだん薄くなります。

そしてここ。

背中のフットボーラーが、ステンシルロゴに変更になりました。
これも長くなるので詳しくは後述しますが、
フットボーラーなど、背中裏地にスポーツ選手がプリントされたボンバージャケットのシリーズは、映画と販売時の年代がどうしても合わない。
それに現存する”正解”に近いボンバージャケットは全部このステンシルロゴを背負っていることなどから(まだまだ理由は山ほどあるんですが)
僕は、ホンモノはこっちだったんじゃないか、という新説にたどり着き、今回はステンシルロゴを採用するに至りました。(詳しくはまたあらためて)

エリのタグも三角タグではなく、2つ折りタイプが”正解”と判断し、
これも織りネームを製作。

ちなみに、
「いや、僕は今回の研究結果ではステンシルロゴにたどり着いたんですよ」
と言ったんですが、
「いえ、でもフットボーラーのエピソードが好きなんで、うちはフォットボーラー裏地で別注させてください」
ということで誕生したのがJETLINKで販売中のイレギュラーモデルです。

以上、ちょっと駆け足ですが、ざっくり過去3作との違いは、大きく分けると、

(1)身頃のオックスデニムの色が映画にそっくりになった!
(2)カタチが80年代当時とまったく同じボックス型シルエットになった。
(3)背中のロゴがステンシルロゴになった。
(4)細部のディテールが完璧になった。

というあたりでしょうか。

欲しいけど、過去作との違いを説明して欲しい! や、
奥さんにまったくの別物だということを説明しないと買えない! というメールをたくさん
いただいておりましたので、取り急ぎこんな感じで説明させていただきました。

こうしている間にXLが完売し、Mも残り僅かになってきています。
悩んでいる方はとりあえず早めに押さえておくことをお勧めします。

追って製作過程やさらなる詳細ディテールについて後述していきますので、
ぜひ引き続きこのブログをチェックしてみてください。

→ TO BE CONTINUED…

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大八木未来

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